地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
屋根は様々な部位に分かれていますが、軒天・破風板・軒先の役割と、劣化した場合に考えられる住まいへのダメージについて気になったことはありませんか?
今回のお役立ちコラムでは、それぞれの部位を詳しく紹介すると共に、どのように修理するのかについても解説します。どんな業者が修理できるのかについても説明しますので最後まで読んでみてください!
軒天・破風板・軒先とは
軒天・破風板・軒先とはなんなのか、それぞれの部位について詳しく紹介します。
軒天の役割と劣化した場合に考えられる住まいへのダメージ
軒天(のきてん)とは、外壁から外側に着きだしている屋根の部分(軒先)の裏側を指し、幅は大体30cmから40cmほど、玄関部分は1mほどが一般的です。軒天の役割はいくつかありますが、大きなメリットとしては火災時の延焼防止効果があげられるでしょう。
仮に近隣で火事が起こった場合、軒天がないと屋根裏まで火の手がまわりやすく、簡単に屋根が焼け落ちてしまいますが、軒天があることによって住まいの中に火が入り込むのを防ぎます。そのため、とくに延焼防止の効果を重視する場合は軒天に不燃材を使うのが一般的です。
一方で穴が空いている軒天を採用すれば、屋根裏に貯まる湿気を排出するのに役立ちます。湿気はコケやカビ・藻が発生する原因ともなり、放置すれば腐食を招くため、屋根裏の換気はとても重要です。
上記以外にも害獣や害虫の侵入を防ぐ効果もあり、和風建築の場合は化粧垂木を取り付けて意匠性を高める場合もあります。
仮に軒天が劣化した場合、延焼防止高価などを失うだけでなく、腐食により雨漏りの原因となったり、コケ・カビ・藻が発生したりしてしまいます。腐食や破損によって空いた穴から害獣や害虫が侵入することもあるでしょう。
破風板の役割と劣化した場合に考えられる住まいへのダメージ
破風は切り妻屋根などの側面部分を指し、「風を破る」という名前の通り雨風を防ぐ上で重要な役割を持ちます。そして破風を補強するために取り付けられるのが破風板です。(切り妻屋根において雨風の影響を最も受けやすいのは、屋根の頂上部分にあたる棟(むね)と破風板になります。)
屋根は構造上、横や下から吹き上げる雨風に弱いため、破風板があることで雨風の侵入や雨漏りを防げるでしょう。ただし破風は厳しい環境なので劣化しやすくもあり、破損や劣化・腐食で機能を失えば雨漏りの原因となります。
とくに台風や強風の影響を受けやすい部分でもあるため、台風が過ぎ去った後は破損していないかチェックしておくと安心です。
破風板も軒天と同様に近隣で火事が発生した際に、炎が屋根裏までまわるのを防ぐ機能もありますが、破風板が劣化してしまえば、その機能を発揮できません。
軒先の役割と劣化した場合に考えられる住まいへのダメージ
軒先とは外壁から外側に着きだしている屋根の部分を指します。軒先の役割はいくつかあり、1つ目は雨風から外壁を守ることです。軒先があれば雨が外壁を直接伝って落ちることが少なくなるため、雨による外壁の劣化や汚れの対策になります。
軒先の端には雨樋を設置するのが一般的なので、雨水の排水をコントロールする上でも重要です。軒先や雨樋がない場合、見た目はすっきりとしてシンプルにまとまりますが、外壁の劣化速度がはやく、汚れやすいため注意が必要です。
軒先は太陽光が建物の内部に入るのをコントロールする役目もあります。太陽は夏に高く冬は低い位置にあるため、軒先があることで夏場の直射日光のみを遮ることが可能です。
軒先が劣化する主な原因は経年劣化や紫外線・雨風などですが、軒先は雨が流れ落ちる部分なので、劣化して破損や腐食が発生すると雨漏りの原因となります。
軒天・破風板・軒先の修理方法
軒天・破風板・軒先は、住まいの保護と機能性を維持するために欠かせない重要な部分です。しかし、これらが劣化すると、住まい全体に深刻なダメージを与える可能性があります。雨漏りや害虫の侵入、外壁の劣化といった問題を防ぐためにも、早めのメンテナンスが重要です。
この章では、軒天・破風板・軒先の修理方法を詳しく解説します。住まいの安全と美観を保つために、ぜひ参考にしてみてください!
軒天の修理方法
軒天の修理方法は、軒天の素材やダメージの状態によって異なります。ベニヤや化粧合板の場合は10年ほどで経年劣化してしまうため、雨水の影響を受けずとも剥がれてしまうことがあるでしょう。修理では再接着させる方法もありますが、素材自体が劣化しているなら、張り替えが必要になります。
不燃材の場合も同様ですが、ケイカル板を使っている場合、吸水性が高い素材なので塗装を施してあるのが一般的です。もし塗装のみが機能を失っているならば、再塗装をする必要があるでしょう。
フレキシブルボードを使っている場合は、とても重い建材なので重力によって剥がれてしまうこともあります。再接着させたり新しいフレキシブルボードに交換したりする場合は、下地にダメージが出ていないか確認する必要があるでしょう。
ガルバリウム鋼板などの金属系の軒天の場合は耐食性が失われているとサビが発生します。軽度のサビであればサビを落とした上でサビ止めを塗り、塗装を施せば機能が復活するでしょう。大きなサビの穴が空いている場合は、部分的に交換が必要になるかもしれません。
破風板の修理方法
破風板の修理方法は、破風板の劣化具合やダメージの程度に応じて異なります。破風板が軽度な劣化である場合、再塗装によって耐久性と耐水性を回復させることが可能です。塗装により、木材が水分を吸収するのを防ぎ、さらに紫外線や風雨から守ることができます。
しかし、破風板が深刻な腐食や損傷を受けている場合、部分的な修理や完全な交換が必要となることもあります。特に、木製の破風板が著しく劣化している場合には、腐食部分を取り除き、新しい材料で補強するか、金属製の板を重ねて耐久性を向上させる方法が効果的です。金属製の補強板は、コケやカビにも強く、木材に比べて長持ちするため、破風板の寿命を延ばすのに適しています。
軒先の修理方法
軒先が劣化して防水性が失われている場合、まずは劣化箇所をしっかりと調査し、必要に応じて部分的な補修を行います。軒先部分は、雨水が集中して流れる場所であるため、劣化が進行すると雨漏りの原因となりやすいです。そのため、軒先の修理では防水処理が特に重要です。
部分的な補修の後には、塗装を施して防水性を回復させますが、軒先だけを塗装するよりも、屋根全体の塗装を見直すことが、住まい全体の防水性を保つ上で効果的です。軒先が建物の美観や機能に大きな影響を与えるため、早めの対策が求められます。
また、軒先に取り付けられた雨樋に劣化や損傷が見られる場合は、雨樋の交換や補修も必要となります。雨樋は、軒先から流れ落ちる雨水を効率よく排水するための重要な部分です。適切な機能を維持するためにも、雨樋の状態を定期的にチェックし、必要なメンテナンスを行うことが大切です。
軒天・破風板・軒先を修理できる業者とは
軒天・破風板・軒先の修理は、住まいのメンテナンスにおいて重要な役割を果たしますが、その修理を適切に行うには、専門的な知識と技術が必要です。修理を依頼する業者を選ぶ際には、それぞれの業者が持つ得意分野や対応できる作業内容を理解しておくことが重要です。
以下に、軒天・破風板・軒先を修理できる主な業者の特徴と、依頼する際のポイントを詳しく解説します。
屋根板金業者
屋根板金業者は、屋根の頂上部分や屋根材同士の接合部分に金属製の板を使用して修理や補強を行う専門業者です。これらの業者は、屋根の構造に詳しく、軒天や破風板、軒先などの修理にも対応できるため、特にこれらの部分に金属素材が使用されている場合には適しています。たとえば、ガルバリウム鋼板やアルミニウムの軒天が劣化した場合、屋根板金業者に依頼することで、素材の特性に応じた適切な修理を受けることができます。
また、屋根全体にわたる劣化が見られる場合、板金業者は屋根全体の点検と補修を同時に行うことができるため、トータルでのメンテナンスが可能です。特に、雨漏りのリスクを回避するためには、屋根全体の状態を把握できる板金業者への依頼が有効です。
瓦葺き替え業者
瓦屋根を採用している住まいの場合、瓦葺き替え業者が最も適切な選択肢となります。瓦専門の業者は、瓦の修理だけでなく、瓦の下にある破風板や軒天の修理にも対応できる場合が多く、住まい全体の美観と機能を一度に整えることが可能です。瓦葺き替え業者は、瓦の状態を総合的にチェックし、必要に応じて部分的な補修や、瓦の交換を提案してくれます。
瓦屋根は長寿命である一方、破風板や軒天の劣化が進行すると、瓦自体にも影響を与えることがあります。定期的な点検とメンテナンスを通じて、瓦と共に軒天・破風板の劣化を防ぐことが大切です。
塗装業者
塗装業者は、軒天・破風板・軒先の修理を塗装によって行う専門業者です。これらの部分が劣化している場合、塗装を施すことで耐久性を高め、再び雨風から保護することができます。塗装業者は、外壁塗装や屋根塗装と同時にこれらの部位を塗装することが多く、住まい全体の外観を整えながら、劣化を防ぐことができます。
また、塗装業者は塗装による防水効果や、防カビ・防藻効果を提供することができ、塩害や紫外線によるダメージを軽減するための塗料選びにも精通しています。軒天・破風板・軒先が特に塩害や風雨の影響を受けやすい場所に位置している場合、塗装業者に防護塗料を施してもらうことで、劣化を大幅に遅らせることが可能です。
リフォーム業者
リフォーム業者は、住まい全体のリフォームやメンテナンスを行う業者であり、軒天・破風板・軒先の修理もその一環として対応できます。ただし、リフォーム業者は、内装や増改築が得意な業者と、外装や屋根の修理が得意な業者とに分かれることが多いため、依頼する際にはその業者の得意分野を確認することが重要です。
リフォーム業者に依頼するメリットは、住まい全体のトラブルに対応できる点です。例えば、軒天・破風板・軒先の修理と同時に、内装のリフォームや他の部分の修理も行いたい場合には、リフォーム業者が一括して対応することで、スムーズに進行するでしょう。ただし、外装や屋根の修理が得意でないリフォーム業者に依頼する場合、他の専門業者に下請けを出すことがあり、その際に仲介手数料が追加されることがあります。
工務店
工務店は、地元に密着してハウスメーカーのような役割を果たす業者で、軒天・破風板・軒先の修理にも対応しています。工務店は地域の気候や建築様式に詳しく、地元の特性に合わせた修理を提供できる点が強みです。特に、地元密着型の工務店は、地域特有の気象条件や建物の構造を理解しているため、塩害や台風などの影響を考慮した修理が期待できます。
ただし、工務店も得意分野が異なるため、軒天・破風板・軒先の修理が彼らの専門でない場合、外注することがある点に注意が必要です。この場合、仲介手数料が発生することがあるため、コスト面でも事前に確認しておくことが大切です。
ひかりペイントで安心の軒天・破風板・軒先修理を!
軒天、破風板、そして軒先は、住まいを保護するために重要な役割を果たしていますが、これらが劣化すると雨漏りや害虫の侵入、外壁の劣化といった深刻なダメージを引き起こす可能性があります。
ひかりペイントでは、国家資格である一級塗装技能士をはじめ、外装劣化診断士や雨漏り鑑定士が在籍しており、専門的な診断と修理を行うことができます。これまで岡山市を中心に累計2000棟以上の施工実績を持ち、地域密着型の信頼を築いてまいりました。
軒天、破風板、軒先の劣化が気になる方は、ひかりペイントのホームページにある問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。メールや電話でのご相談はもちろん、ショールームへの来店もお待ちしております。住まいの安心を守るため、ぜひ専門家のサポートをご活用ください。
ひかりペイントが選ばれる理由