地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
屋根からのの雨漏りは、快適な住環境を損なう大きな問題です。住まいを支える構造部分や壁だけでなく、家具や電化製品までダメージを与えます。
木材が雨漏りで腐れば住まいの耐久性が落ちますし、シロアリまで住み着けば危険です。地震や台風など外部から巨大な力がかかれば、一気に倒壊する危険性があります。
雨漏りによって発生する湿気はカビも招きます。カビは美観の問題だけでなく、胞子を吸い込めばシックハウス症候群に罹患するリスクが高まるのです。金属屋根の雨漏りは時間が経てば勝手に直るものでもありません。また、劣化が進んでから修繕しようとしても、費用が大きくて対応できないことにもなります。
金属屋根の場合、上記の劣化症状に加えて「サビ」にも注意しなくてはなりません。錆は放置すると、腐食してしまい、結果的に雨漏りにつながってしまうのです。
雨漏りの修繕工事は発生を確認したらすぐに行うべき工事ですが、お客様の中には「修繕費用が高いから自分で直そう」と考える方も実際にいらっしゃいます。
専門家目線で考えるとオーナー様自身が金属屋根の雨漏り修理をするのはおすすめできません。高所作業になるため落下の危険性がありますし、間違ったDIYをすると、別の箇所で不具合が起こる可能性も高くなるのです。
金属屋根の雨漏りは早めに対処しないと、大切な住まいだけではなく住まわれている家族の心身にも悪影響を与えるのです。
今回のお役立ちコラムでは金属屋根の雨漏りの原因やリスク、そして防水工事専門業者の修繕方法についてお話します。
金属屋根の種類
金属屋根は春夏秋冬、1シーズンを通して安定的に大切な住まいを守ることができます。強い風雨や太陽光にも耐えられますし、街の美観を彩る要素にもなっているのです。
国土技術政策総合研究所「住まい手のための材料・部材選択シート」でも、金属屋根の建物として、日本の神社仏閣の例が紹介されています。緑色の屋根を見たことはございませんか?あの緑色の屋根の材質が銅なのです。
20世紀後半以降では合板製造技術も進展しました。トタン屋根は亜鉛メッキ鋼板のことですが、改良を重ねられて55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板が登場しています。
55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板とは、一般的な住宅に採用されているガルバニウム鋼板のことです。従来のトタン屋根より、5~6倍もの耐食性を誇っています。他にも多くの金属屋根が住まいの屋根に採用されています。
トタン板 | いわゆるトタン屋根鋼板を亜鉛でメッキ加工しているサビやすい技術の進歩で一般住宅の屋根に使われることは少なくなっている |
ガルバリウム鋼板 | トタン板の欠点を克服亜鉛の他に、アルミニウムや少量のシリコンがプラスされている高い耐熱性や熱反射性高い耐久性があるサビにくい |
アルミ板 | アルミニウムがメインの素材サビにくい加工性が高いリサイクルができる |
ステンレス板 | 鉄にクロムやニッケルを混ぜて作る合金サビにくいステンレスは傷がつきやすいため、ポリエステル樹脂やフッ素樹脂を塗装して耐久性を高めたものもある |
銅板 | 神社仏閣に多い特徴的な緑色は緑青というサビ一般住宅での採用例は少ない色の変化が魅力 |
チタン板 | アルミニウムやステンレスよりサビにくい強度も高い金属屋根の中でもトップクラスの金額一般住宅ではあまり採用されない |
これらの材質は特徴も耐久性も違います。ただし、金属屋根に共通している強みは耐久性が高い点です。周辺環境が特別厳しくなければ、10年程度で劣化するケースはほとんどありません。
逆にいうと、サビが発生しているような状態は劣化がかなり進んでいる可能性があります。次は金属屋根が劣化すると起こる症状をお話します。
金属屋根の劣化を示すサイン
以下が金属屋根の劣化で起きる可能性が高い症状です。
色あせ・変色・つやがなくなる
色あせや変色が起きている場合、塗膜の劣化が考えられます。通常、屋根は屋根塗装を通じて塗料を塗って保護されているのです。
塗料は塗ったあと、塗膜で残る成分と残らない成分があります。塗料は着色のための顔料や樹脂の他、添加剤が含まれています。また、他の成分を溶かすためのシンナーや水や溶剤など、溶媒と呼ばれる成分が含まれているのです。
塗料を塗ると溶媒が蒸発して塗料が乾燥します。残るのは塗膜成分と呼ばれる、顔料や樹脂の他、添加剤です。残った成分は塗膜となり、屋根の表面を保護します。ただし、塗膜は劣化するのです。
紫外線・近赤外線・水などは塗膜に大きな負担をかけます。他にも交通量が多い場所なら排気ガス、海の近くなら塩など周辺環境の影響も大きく受けるのです。色あせ・変色・つやがなくなるのは塗膜の保護機能が弱まった初期症状といえます。
物理的なダメージによるはがれや割れ
塗装がはがれるのも劣化のサインです。ただし、日常的な紫外線や赤外線の影響だけではありません。台風で飛んできた瓦や太い木の枝にぶつかり傷つくこともあります。他にも落雷や雹(ひょう)雪が多いエリアだと凍害も破損の原因です。しかし金属製が理由で雷が落ちやすいことはありません。
関係するのは高さで、材質の違いで落雷の確率は変わらないのです。ただし、建物に落雷があった際、電流は物体の外を流れるため注意してください。側撃雷という現象で、人体に飛んでくるケースがあります。
物理的な破損は塗装にダメージを与えてはがれを引き起こすのです。金属屋根は強い建材ですが、板金部分がへこんだり割れたりすることがあります。
サビ
サビは金属屋根に致命的なダメージを与えます。サビによって屋根材のはがれや穴が開くリスクが高まるのです。
サビは化学反応によって起こります。空気中に含まれる酸素と水分が金属と化学反応を起こして酸化物になるのです。赤さびは時間が経過すると金属の内部まで悪影響を与えます。金属はもろくなりますから、はがれや穴が開けば雨漏りにつながります。
- 雨や潮風が多い環境
- 梅雨のような湿気が多い時期
- 塩化物や硫黄などの排ガスやホコリや汚れが多い場所
- 塩素系の洗剤や薬剤の影響
これらの原因がサビの侵食を早めます。また、もらいサビにも注意が必要です。自転車や照明などにサビができると鉄粉が屋根の鉄部分に付着します。そうすると付着した部分がサビる現象です。
金属屋根の耐久性は高いですし、少々の問題なら跳ね返す強さがあります。ただ、経年劣化や物理的なダメージを受けると塗膜による保護機能も低下します。修繕やメンテナンスをしないと、最終的に雨漏りのような大きなトラブルとなって表に出てくるのです。
金属屋根で雨漏りが起きたら?雨漏補修専門業者による修繕方法
雨漏りの専門業者は金属屋根の修繕を適切に行えます。専門知識と技術力と経験の他、科学的な根拠に基づいた修繕ができるからです。
雨漏りは金属屋根の問題ばかりではなく、外壁やベランダの他、雨樋でのトラブルかもしれません。また、金属屋根の他にも問題があれば雨漏りは止まらないでしょう。
雨漏り補修専門業者はどんな修理方法を行っているのかお話します。
どこから雨が侵入している?科学的方法で特定
調査方法は「目視」「散水」「ファイバースコープ」「赤外線カメラ」「発光液」「ガス」などがあります。
目視や打音 | 問題箇所はどこか目で確認直接屋根に上がって確かめる天井裏もチェック打音は特殊な棒を使って音の違いで特定する |
散水 | 原因と想定した場所に水をかけて雨漏りを再現する複数の想定箇所で行う |
ファイバースコープ | 超小型カメラを使用屋根裏や壁面など人間が入れない場所にカメラを入れる様子は手元の液晶画面で確認できる静止画や動画撮影で雨の侵入口をチェックできる |
赤外線カメラ | 好感度赤外線カメラを使用(近赤外線を使います。一般家庭ではテレビのリモコンでも使用されるものです)建物を撮影すると温度差を別々の色で表示できる雨水の侵入箇所と正常な場所は温度が違うことを利用している |
発光液 | 発光する特殊な液体を流し込む方法屋根裏から紫外線を当てると漏水箇所が発光する簡単に特定できる発光液は数日間で発光しなくなる流した箇所の建材の退色や変色もない |
ガス | 雨漏り箇所からトレーサーガスというガスを送り込むガスは水素と窒素の混合ガスで、人体やペットの他に植物にも影響ありませんガスは軽いため留まらず侵入箇所から出ていくマンションのようなRC造に適している木造や鉄骨造は適していない |
これらの調査方法は科学的根拠に基づいています。効率的に雨漏り箇所の原因を特定できる方法ばかりです。また、人間の体の大きさでは侵入がむずかしい箇所への調査にも向いています。大切な住まいに負担をかけることもありません。次は一般的な補修方法についてお話します。
症状が軽いなら屋根塗装やコーキングなどで補修
屋根の劣化状態が色あせや変色の他、はがれているだけなら屋根塗装で対応できます。屋根塗装で新しく塗料を塗り直せば、塗膜も新しくなるため色も保護機能もよみがえるからです。
また、屋根材の一部だけ割れたり欠けたりしている場合は、シーリングによる補修をします。シーリングとは、建物の隙間部分にシーリング材を入れて埋める作業です。ホームセンターではコーキングという名称でも販売されています。名称の違いで使用目的は変わりません。
ただし、シーリングにも寿命があります。シーリングが劣化するとヒビや割れが発生して、雨水の侵入口になるため注意が必要です。
屋根材もシーリングの問題も早期発見で劣化を食い止められます。定期メンテナンスをしていれば、適切なタイミングで屋根塗装やコーキングの補修により屋根の寿命も伸びるのです。
棟板金の修繕
ガルバリウム鋼板のような金属屋根や、スレート屋根でも使われているのが棟板金です。屋根材と屋根材の接合部分、ちょうど屋根のてっぺんに施工されています。
接合部に棟板金を固定するための下地材「貫板」を設置し、上から金属板を被せる構造です。屋根材の接合部分を守る重要な役割があります。
棟板金はクギやビスで固定されているのですが、時間の経過によって弱まるのです。固定箇所が緩んでめくれると、台風のような強風の際に飛んでしまい隣家の外壁や人にぶつかって危険です。また、ゆるんで生まれた隙間から雨が侵入すれば雨漏りにつながります。
棟板金が劣化しているなら、新しいビスで固定し直して、シーリングによる防水処理が必要です。調査の結果、下地である貫板が腐食しているなら固定する力が失われている可能性があります。修繕では十分対応できないため交換を行います。
金属屋根の修繕方法は?屋根葺き替えとカバー工法なら一気に解決
金属屋根の一部だけ劣化しているレベルなら簡単な修繕でも解決できます。しかし広範囲にサビや大きな穴や割れがあるなら、少々修繕しても雨漏りが再発する可能性があるのです。その場合、屋根の葺き替えやカバー工法も選択肢に入れたほうがいいでしょう。
- 屋根の葺き替え:劣化した屋根材や下地の他、防水シートまで新しいものに交換する
- カバー工法:古い屋根は残して軽い屋根をかぶせる
では下記で詳しく各工法の特徴をお話します。
屋根の葺き替え
屋根の葺き替えは既存の屋根を解体して取り除いて、新しい屋根材へ張り替える工事です。表面の見える部分だけではなく、屋根材を支える下地板の野路板や防水シートも交換します。
全交換するため問題は一掃されますし機能性もよみがえりますから、屋根だけではなく住まい全体の寿命が伸びます。葺き替えをきっかけに屋根の材質を変えると、見え方が大きく変わるのもメリットです。
また、重量のある屋根を採用していた場合、軽い材質のものを選ぶと住まいへの「重さ」という負担が軽くなります。耐震性能の向上という点でもメリットがあるのです。
カバー工法
カバー工法は既存の屋根を残します。上に新しい屋根をかぶせる工法です。葺き替えと比較すると、工程が少なく廃材も出ないため費用を抑えられます。
また、屋根が重なることで防音性能や断熱性能のアップも期待できるのです。ただし屋根が2つ重なり重くなるため、軽い屋根材が求められます。また、一度カバー工法をしていると2度目は重量の問題で行えません。
屋根の雨漏り補修をDIYするのは危険
高所作業に慣れている建築関係の職人ならともかく、慣れていない方が行うと命を危険にさらすことになります。そのためDIYはおすすめできません。また、穴が開いて雨漏りが発生した際、ブルーシートや防水テープで補強してもあくまで応急処置です。一時的に雨漏りは改善してもすぐに再発する可能性は高いでしょう。
金属屋根の雨漏りを完全に止めるには、発生箇所を正確に特定して適切な処置が必要です。棟板金の補修一つでも大掛かりな作業になります。慣れていないと疲労もありますし、落下のリスクは大きくなるのです。
他にも、シーリングの補修をしてはいけない箇所が屋根にはあります。塞ぐと湿気が溜まり、結露が発生する可能性があるのです。雨水が溜まれば住まい内部の木材が腐る危険性もあります。そのため、DIYはおすすめできません。
ひかりペイントは雨漏り鑑定士が在籍!葺き替えやカバー工法も可能です
ひかりペイントは倉敷の地域密着の雨漏り補修工事専門業者です。屋根塗装、防水工事、外壁塗装を中心に累計2,000棟以上の施工実績を誇ります。金属屋根の劣化や雨漏り問題に対し、科学的調査と技術力で対応できます。
雨漏りの調査と施工に強い明確な理由は、雨漏り鑑定士が在籍しているからです。雨漏り鑑定士になるには試験を突破しなければなりません。雨漏り鑑定士は雨漏りに対する専門知識と技術力を持っていることの証明です。「屋根の色があせた・変わった」「台風のあとに雨漏りがするようになった」などお悩みの方に、ひかりペイントがお力になります。お問い合わせはホームページの問い合わせフォームやメールでも受け付けております。電話やLINEの他、ショールームでもご相談を承っているのでお気軽にご相談ください。
陸屋根の防水工事のお問い合わせは、ホームページの問い合わせフォームやメールでご相談いただけます。電話やショールームでも対応できますので、お気軽にご相談ください。陸屋根の定期メンテナンスのご相談も承っています。
ひかりペイントが選ばれる理由