雨どいは「雨水を流すだけのもの」というイメージが強いかもしれませんが、実は、雨どいの役割はそれだけではありません。外壁や基礎を雨水から守ったり、雨音を防いだりと、様々な役割があります。正常に機能していれば気が付かなかった雨どいのありがたみが、詰まりや破損が起きて初めて「雨音がうるさくて眠れない!雨どいを修理しなきゃ!」と気づくことがあります。また、雨漏りなどのトラブルに繋がることもあるので、雨どいの詰まりや破損が起きたら早めに交換・修理をしましょう。
雨どいの詰まり・破損・外れの原因
1.経年劣化
雨どい本体や支持金具・継手などが、紫外線や外気温にさらされ経年劣化を起こすことで、破損や外れが起きます。雨どいや部品の交換をする必要があるので、早めにご相談ください。重症な劣化が限定的であれば、その箇所の雨どい・部品だけの交換が可能です。
2.強風や雪の影響
強風や積雪によって雨どいや金具などの部品が変形したり、外れてしまうことがあります。台風が過ぎ去った後や冬が終わったタイミングで、雨どいを点検してみましょう。風の衝撃や雪の重みでダメージを受けているかもしれません!
3.落ち葉やゴミが溜まっている
庭に植木があったり、近くに林がある場合、雨どいに落ち葉が溜まっていることがあります。特に落ち葉がたくさん出る秋〜冬は溜まりやすいので、地上からチェックできる範囲で構いませんので確認してみてください。
また、風で飛んできた砂埃などが徐々に蓄積していくので、定期的なお掃除が必要です。
4.施工不良
雨どいを施工した際に雨水がうまく流れないような傾斜にしてしまった、支持金具がうまく取り付けられていなかったなどの「施工不良」によって詰まりや外れが起こることもあります。施工した業者へ連絡をして、再度チェックしてもらいましょう。
お問い合わせから雨どい
交換・修理までの流れ
メール・LINE、お電話でお気軽にお問合せください!お見積りは無料となっていますので「費用がどれくらいかかるか知りたい」というお問合せでもOKです。
実際にお宅にお伺いして、雨どいの状態を確認します。雨どい本体だけでなく、取付金具や基礎部分も細かくチェックします。
現地調査の結果を踏まえ、必要な交換・修理にかかる費用をまとめ、お見積書を作成し、お渡しします。工事に関してご不明な点やご不安な点がありましたら、なんでもご相談ください。
お見積りの内容にご納得いただけましたら、工事日をお打ち合わせし、雨どいの交換・修理を行います。
雨どいの交換・修理をした後は、雨水が正常に流れる傾斜になっているかを水平器でチェックしたり、実際に水を流してテストを行います。ただ施工して終わりではなく、正しく雨どいが使えるところまで責任を持って確認いたします。
雨どいの詰まり・破損・外れを放置すると起こる症状
雨どいが雨水を排水する機能を果たせなくなると、下記のような4つの症状が起こる可能性があります。
これらが発生しないうちに、早めの対処(交換・修理・掃除)が肝心です。
1.雨音が大きくなる
雨どいが雨水を正常に処理できない状態になると、地面に落ちる雨水が多くなり、家の中に響く雨音が大きくなります。
屋根の勾配にもよりますが、雨水が落ちる場所が寝室の近くである場合、雨音が大きくて眠れない状態になることもありますので、早めの交換・修理が必要です。
2.外壁・基礎が傷む
雨どいが正常に機能しなくなると、雨水が外壁を伝うようになり、外壁の劣化が進んでしまいます。
多くの外壁は水分に弱いため、表面に保護用の塗料が塗られていますが、劣化していたりヒビ割れがあったりすると、外壁材に雨水が触れるようになります。
雨水を吸った外壁材は、剥がれや腐食を起こすこともあるので、より長く綺麗な状態を保つには雨どいの定期的な点検が必要です。
また、雨水が地面に多く落ちるようになると、泥がはねて基礎に付着します。
泥で基礎が汚れるだけでなく、基礎の劣化を進めてしまうため、できるだけ泥はねが起こらないようにすることが大切です。
雨どいは、大切なご自宅の外壁や基礎を劣化から守る大きな役割を果たしていることを念頭に入れておきましょう。
3.雨漏りが起こる可能性が高まる
外壁に雨水が伝うようになると、劣化部分から雨水が入り込み、雨漏りを起こす可能性が高まります。
雨漏りが起これば修繕費用が高額になってしまうので、そうなる前に、定期的な雨どいの点検と修繕を心がけましょう。
4.害虫・カビ・サビの発生
雨どいに落ち葉が詰まっていると、落ち葉をエサとする害虫が繁殖したり、雨水がたまることでカビ・サビが発生したりします。
どれもすぐに増えてしまい、住宅の中まで被害が拡大することもあるので、健康を害してしまう前に雨どいを正常な状態に戻さなければいけません。