塗料は建物の色を美しく仕上げるためだけではなく、雨や風などの侵入を防ぎ、その建物の劣化を防ぐ役割も担っています。塗料によって耐久性が異なりますので、どの塗料を使用するかは重要です。
長持ちする塗装は、下処理などの技術力に加え、どのような塗料を使用するかという点も重要になってきます。
POINT 1耐久性で選ぶ
外壁塗装の塗料の耐久性は、シリコングレードのものはおおよそ10~15年耐久性、フッ素は15~20年前後、無機塗料だと20~25年くらいが目安ですが、塗料の種類によって、同じフッ素でも耐久性は異なります。
ついつい、耐用年数だけで選びがちですが、実際はその土地、住環境によって、耐候性、遮熱性、防汚性などを加味して選ぶ必要があります。
基本的には、耐久性が高いほど、価格も高くなります。
各塗料グレードの耐久性と単価
種類 | 耐久年数 | 単価 |
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アクリル | 5〜7年 | 1,400〜1,600円 |
ウレタン | 8〜10年 | 1,700〜2,200円 |
シリコン | 10〜15年 | 2,300〜3,000円 |
ラジカル | 12〜15年 | 2,500〜3,000円 |
フッ素 | 15〜20年 | 3,800〜4,800円 |
光触媒 | 15〜20年 | 4,200〜5,000円 |
無機 | 20〜25年 | 4,500〜5,500円 |
POINT 2性能で選ぶ
塗料の中には、汚れが付きにくいもの、遮熱・断熱性能があるもの、コケが生えにくいものなど、様々な特徴があります。
これら性能を踏まえて、例えば、日当たりがあまりよくないところでコケが生えているような場合はコケが付きにくいもの、日当たりの良いところでは紫外線に強いもの、沿岸部では耐候性が高いものなどを選ぶ必要があります。
もちろん塗料選定は当社の仕事ですので、お客様のご要望と住環境にあった塗料を厳選してご提案しますよ!
塩害に強い塗料
岡山でも、倉敷方面や、岡山市南部の海に近いお宅の場合は、塩害に強い塗料を選定するのがおススメです。塩害に強い塗料=耐候性が高い塗料です。沿岸部のお宅は、日当たりも多い家も多いですし、紫外線による劣化も少ないフッ素塗料や変性無機塗料などがおススメです。
もちろん、シリコンでも、耐候性の高いものはありますので、ご予算に合わせてご提案致します。
当社では、塗料の耐候性実験を、日本で一番紫外線が多い宮古島で行っております。この実験により、メーカーのカタログに書いていないこともわかり、本当に良い塗料を知っているのです。
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