地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
岡山市で外壁塗装を検討している方も多いでしょう。岡山県全体は晴れの国と呼ばれるほど、晴れの日が多い県として知られています。
年間降水量も少なく、都道府県別で比較すると2番目です。晴れが多いので、太陽光の影響を受けやすいエリアとも言えます。
中四国の交通の要衝であり大規模な物流拠点もあるため、交通量も多い県です。このような気候環境に合わせた塗料を選ばないと、外壁はすぐに劣化してしまいます。
外壁塗装を検討する際、塗料選びは慎重にしなければなりません。経済面で節約しようと安易に「安価な塗料」を選ぶと、早急に塗装工事が必要になりかねないからです。結果、経済的な負担は大きくなってしまいます。
そこで今回のお役立ちコラムでは、岡山市の気候に合った塗料は何か?その点をくわしく掘り下げてお話しします。
岡山市の外壁塗装に影響を与える環境とは?


岡山県は古くから中四国の交通の要衝として発展してきました。北部は1,000メートル以上の中国山地があり標高は高く、南部は海に接して平地となっています。南部から北部にかけて吉井川・旭川・高梁川が流れ、水源豊かなエリアです。
岡山市は県南部に位置しており、瀬戸内海式気候に属しています。瀬戸内海や四国山地があるため、越える前に大量の雨や雪を降らせてから吹き込むのです。そのため、年間を通じて雨や雪が少なく、温暖で日照時間も長い傾向にあります。
また、中四国の交通・物流の中心になっており、市内に路面電車は走っていますが、自動車がないと移動に苦労するエリアです。自動車を数台持っている世帯も珍しくありません。自動車とともに大規模な工場地帯もあるため、外壁に対する排気ガスの影響も考えなければならないのです。
雪や台風の影響は少ないが皆無ではない
岡山市では毎年、大雪で真っ白になるエリアではありません。岡山市は岡山県でも南部に位置しており、大雪が降るようなエリアではないのです。ただし、数年に一度、大雪が発生して積もることもあります。台風も外れることは多々ありますが、直撃することもあるエリアです。
雨は少ないといっても、近年2018年には西日本豪雨という大きな災害がありました。100年に一度の異常な大雨で、7月の平年比だと雨量は216%を記録したのです。平年の1.5倍から3倍もの総雨量で、3日間集中して発生したのです。
外壁や屋根は紫外線や雨風の影響を強く受けて劣化します。外壁塗装を検討する上で、晴れの日が多い、雨や台風に備えて対策ができる塗料の選定が必要です。
紫外線や雨風による外壁への影響


外壁材の多くは、頑強に見えても紫外線や雨風に対しての耐久性があまりありません。紫外線や雨風に強い素材として、タイルが挙げられます。ただ、初期費用が高い問題や施工の難しさはネックとなっています。重量があるため、構造への負担も考えなければなりません。
一部を除いて、外壁材の多くは塗装工事によって塗膜という保護膜を形成し、自然に対抗しているのです。外壁塗装による塗膜がないと、外壁材は雨水を吸収しますし、ひび割れがすぐに発生します。
ただ、塗膜を形成する塗料も耐用年数に違いがあるのです。耐用年数が長いものは高耐候性といって、自然の影響に長く対抗できます。一方で高耐候性の低い塗料は、紫外線や雨風の影響を受け続けてすぐに劣化が発生するのです。岡山市では晴れの日の多さや夏場の暑さ、台風や雪に対抗できる塗料選びが求められます。
岡山市に多い焼き板も外壁塗装は必要?
岡山市の住まいを見ると「本焼き板」と呼ばれる木板の外壁材も多く採用されています。本焼き板は木材の表面を高温で焼いて炭化させた外壁材です。
よく使われているのは杉の木で、高い耐久性を誇っています。古くから採用されており、令和の時代でも岡山の気候風土に合っているためよく見られる外壁です。ただ、本焼き板系も経年劣化します。時間の経過によって色あせも発生しますし、はがれたりひび割れたりするため外壁塗装や修繕が必要です。
岡山市の気候に適した塗料


岡山市の気候環境を考えれば「耐候性」とくに紫外線に強い塗料が適しています。また川沿いや海に近い住まいなら「耐湿性」や「塩害対策」も検討したほうがいいでしょう。
晴れの国と呼ばれるほど、晴れの日が多いわけですから、紫外線対策は考えなければなりません。雨は少なくても梅雨や台風の時期には、防水性や湿度に強い塗料が適しているのです。岡山市で長期的に住まいを保護するなら、太陽光や雨風に強い塗料を選んだほうがいいでしょう。ここからは、岡山市に合った塗料についてくわしくお話しします。
シリコン塗料
岡山市に限らず、シリコン塗料は令和7年現在でも主流となっています。塗料にこだわらない方でも、シリコン塗料を選んでおけば大きな失敗はないからです。
シリコン塗料は数ある塗料の中では中位グレードです。下位グレードの塗料では、アクリルやウレタンがあります。アクリルやウレタンと比較すると価格は高めですが、耐用年数はウレタン塗料の2倍を誇るのです。
耐用年数と価格とともに、汚れがつきにくいという特徴を持っているためバランスの良い塗料といえるでしょう。「ある程度、長持ちする塗料を求めているが価格は抑えたい」方にとっては選択肢の1番手に挙げても良い塗料です。
注意点
シリコン塗料を選ぶ際は注意点も理解しておきましょう。デメリットはひび割れのしやすさです。塗布したばかりの頃は、塗膜に柔らかさがあります。ただ、経年劣化で硬くなると、地震のようなトラブルで住まいが揺れた場合ひび割れるリスクがあるのです。
岡山市は比較的、地震の少ないエリアといえます。それでも幹線道路沿いの住まいの場合、ダンプやトラックが走ると揺れることも考慮(こうりょ)したほうがいいでしょう。台風対策も考えなければなりません。以前にシリコン塗料を採用していて、10年も経過しているなら機能性も落ちているため外壁塗装を検討してみてください。
フッ素塗料
岡山市に合った塗料選びでは、フッ素塗料も候補に入れてみてください。ハイグレード塗料の代表格で、耐候性も高く長い耐用年数を誇ります。中位グレードのシリコンの耐用年数が約10年〜15年とすると、フッ素塗料は約15年〜20年です。
親水性という水になじみやすい機能性を持っており、雨が降ると付着した汚れも洗い流せます。汚れと塗膜の間に雨水が入り込むからです。
注意点
フッ素塗料は塗料の中でも高額の部類です。また、デザイン面では完全に艶消しができるものは限られています。艶なしのニーズにはなかなか応えられません。ただ、高額の部類でも耐用年数が長いため、長期的な視点で見ると塗り替えの回数は抑えられます。初期費用は高くてもトータル費用でみると安くなることもありえるのです。
無機塗料
無機塗料は無機物を原料にしているため、紫外線に強いのが特徴です。無機物として一般的に知られているのは、石やガラスなどが挙げられます。
無機塗料はフッ素と並びハイグレード塗料という評価です。約20年は保つために、フッ素塗料よりも長い耐用年数を誇ります。親水性も高いですから、雨が降ると汚れも洗い流されるのです。汚れをエサにするカビやコケも繁殖しにくく、美観を保つという点でもメリットがあります。また、原料が無機物ですから燃えにくいのもメリットです。近隣に火災が発生しても延焼しにくいのも強みでしょう。
注意点
フッ素塗料と並んで高機能・高耐久ですが、価格も同様に高額です。無機物ですからひび割れが発生しやすいのもデメリットでしょう。塗料の機能性を出すために、一定の厚みが求められます。職人の技術力が試される難しさもあるのです。
遮熱塗料と断熱塗料
岡山市は年々、真夏の温度は上昇傾向です。高齢者や子どもをはじめとして、住まいにいながら熱中症で搬送される方も増えました。
真夏の気温上昇対策として期待できるのが「遮熱塗料」や「断熱塗料」です。遮熱塗料は住まいの温度上昇の要因である太陽に含まれた赤外線を、効率的に跳ね返す機能を備えています。断熱塗料は住まい内部まで熱が伝わりにくくなる塗料です。
断熱塗料は真夏の気温上昇対策だけではなく、冬場、暖かい熱が住まいの外へ逃げにくくなるメリットもあります。断熱材による相乗効果も期待できるのです。
遮熱塗料も断熱塗料も、耐用年数も長いですから選択肢として検討してもいいでしょう。真夏の暑さに対する家族の健康や安心を守るためにも有効な塗料です。
岡山市の気候に適した塗料選びで外壁塗装の失敗を防ごう


岡山市の外壁塗装では、「晴れの国」ならではの気候を理解した上で、塗料選びをすることがとても重要です。紫外線の影響を強く受ける環境、交通量や排気ガスによる汚れ、そして突然の大雨や台風にも備えるには、高耐候性・防汚性・防水性を兼ね備えた塗料の選定が欠かせません。
特におすすめなのは、バランス型のシリコン塗料、長期視点で選ぶフッ素塗料、最高グレードの無機塗料、そして遮熱・断熱塗料です。それぞれの塗料にはコスト・耐久性・性能に応じたメリットと注意点があるため、ご自身の予算やライフスタイル、将来設計に合わせた選択が必要です。
ひかりペイントでは、岡山市の気候特性に精通したスタッフが、お客様のご希望と住まいに合った塗料をご提案いたします。塗料選びに迷ったときは、お問い合わせフォーム・メール・お電話・ショールーム来店など、お好きな方法でお気軽にご相談ください。
後悔しない塗装工事を実現するために、専門家と一緒にじっくり選ぶ。それが、長く快適な住まいを守る第一歩です。ひかりペイントが、皆さまの住まいを全力でサポートいたします。
ひかりペイントが選ばれる理由