地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
工場の外壁塗装をする際、気になるのは費用相場です。工場の外壁が劣化してもメンテナンスをしないと、建物はボロボロになります。最悪の状態にならないように、外壁塗装をするとしても、はじめてならわからないことは多数でしょう。
費用相場だけではなく。工期はどの程度かかるのか?塗料の種類も幅広く、耐久年数は異なります。その点を深く理解しておくことで、工場に適切な塗料や外壁塗装がわかってくるのです。
そこで今回のお役立ちコラムでは、工場の外壁塗装について、費用相場や塗料についてくわしくお話しします。
工場の外壁塗装が必要な理由
工場の外壁塗装は必要です。美観だけの問題ではなく、建物の耐久性を守るためにしなければなりません。劣化症状が進めば、雨漏りという最悪の事態に陥ります。以下で外壁塗装が必要な理由についてくわしくお話しします。
建物の保護
外壁は放置すると、太陽の光や雨などによる外部要因で劣化します。工場でよく採用される外壁材は以下のとおりです。
- 波形スレート
- 金属系サイディング
- 窯業系サイディング
- ALC
- モルタル
これらは工場の使用目的にあった外壁材です。波型スレートはセメントと繊維を混ぜた外壁材です。耐久性や耐火性が高いだけでなく、遮音性に大きなメリットがあります。
金属サイディングは、高い耐久性を持ちながら、コスパという点でメリットがあります。その中でもガルバリウム鋼板は戸建てでも採用されることが多々ある外壁材です。
窯業系サイディングは、セメントと木材繊維を混ぜて作られています。リーズナブルな価格ですが、耐震性や耐火性という点が強みです。倉庫や戸建ての外壁材としても、広く流通しています。
ALCはコンクリートを高温で発泡加工した外壁材です。内部に気泡があるため軽量です。耐震性や耐久性が高いために、高層ビルでも使用されています。また、遮音性があるため、近隣住民への配慮を考えると工場に適した外壁材です。
モルタルは砂とセメントを混ぜています。防火性は強みですが、防水性は高くありません。
このように、さまざまな特性を持った外壁材があります。共通するのは劣化することです。耐久性は高くても永遠に新品の状態は保てません。
外壁が劣化する理由は幅広い
外壁が劣化する主な理由は「太陽の光」「雨」「風」です。とくに太陽の紫外線や赤外線は外壁塗装に大きな負担をかけます。
通常、外壁は塗料を塗って塗膜を形成し、保護されている状態です。塗膜とは塗料の樹脂、顔料、添加物によって形成される保護膜です。外壁塗装の目的の1つで、外壁表面に備わったバリアーと考えてください。
ただ、塗料の中には色を担当する白色顔料に酸化チタンが含まれています。この酸化チタンは、紫外線の影響を受けると「ラジカル」という劣化因子を発生させるのです。ラジカルは物質を分解します。塗料の分子構造は破壊されてしまい、塗膜は急速に劣化するのです。
外壁の劣化症状として「色あせ」「チョーキング現象」があります。どちらも初期症状から中期の劣化です。どちらも顔料がラジカルで劣化した結果と考えてください。チョーキング現象は、指にチョークのような粉が付着する現象です。これは、劣化した顔料が分離して表に出てきた状態なのです。
工場の外壁が劣化して発生するトラブル
工場の外壁が劣化した場合、避けたいのが雨漏りです。工場には製造した製品が多数あります。外壁が劣化し、ヒビ割れやサビ部分からの雨漏りで製品が全滅する危険性もあるのです。
製造したばかりの製品から、在庫品まで濡れたら販売できません。とくに電化製品はすべてダメになるのです。製品が大量にあると、即座に移動もできません。
工場機器の破損
工場には多くの機器設備があります。雨漏りで濡れてショートすれば故障するでしょう。とくに精密機器を修理しようとしても、多額の費用が必要です。修理が終わるまで、工場の稼働はストップすることになります。
また、納期期限に遅れると取引先からの信用は失われるでしょう。雨漏りが理由だとしても「それは事前に対策ができたはず」といわれてしまうだけです。
漏電による火災
機器設備だけではなく、工場には多くの電気配線があります。電気配線に雨水がかかればショートして、可燃物に引火すれば火災です。従業員が対処しようとして、配線に触れると感電します。従業員の生命にも関わる重大事故につながるのです。
東京消防庁では屋内配線からの出火原因の割合をグラフ化しています。多数を占めるのは配線被覆の劣化で50%でした。ただ、3%ではありますが「充電部に水がかかる」という原因も報告されています。少なくても「発生した」という事実には危機感を持ったほうがいいでしょう。
参照:東京消防庁予防部予防課 漏電による火災の事例と火災予防対策について
工場の外壁塗装の費用相場について
以下は工場の外壁塗装の費用相場です。あくまで目安ですから、変動することを前提にチェックしてみてください。
外壁の塗装面積 | 費用相場 |
100~119/平方メートル | 約69万円~144万円 |
120~139/平方メートル | 約82万円~138万円 |
140~164/平方メートル | 約98万円~146万円 |
165~195/平方メートル | 約121万円~168万円 |
また、この費用相場は岡山県での内容です。他県ではまた異なる結果が出る可能性はあります。とくに塗料次第で費用が非常にふくらむ可能性があるのです。
以下は一番安価なアクリル、中グレードのシリコン、ハイグレードのフッ素や無機塗料の違いです。
【アクリル】:5,000円~15,000円/1缶 期待耐久年数約5年~7年【シリコン】:15,000~40,000円/1缶 期待耐久年数約10年~15年【フッ素】:40,000~100,000円/1缶 期待耐久年数約15年~20年【無機】:50,000~120,000円/1缶 期待耐久年数約20年~25年 |
この表からもわかるように、期待耐久年数が長くなるほど塗料価格は高額です。アクリルと無機塗料を比べると、約10倍近くの価格差とわかります。中間のシリコンでも約3倍です。
この点で注意したいのは単純に「安いから選ぶ」と失敗する可能性がある点です。次は外壁塗装での、塗料の選び方についてポイントをお話しします。
費用にも大きく関わる塗料選びのポイント
工場の外壁塗装では、アクリルはやめたほうが無難です。アクリルは耐用年数が5年〜7年程度しかありません。一度の外壁塗装は安くなりますが、短いスパンで塗り直しが必要です。無機の場合は最低20年設定のため、アクリルの約5年の耐用年数と比較すると4倍もの差があります。
また、外壁塗装の費用は、塗料の単価だけで決まるわけではありません。足場代や人件費や運営費もかかってくるのです。大規模工場になればその分、塗装面積も大きくなります。長期的な外壁塗装スパンなら、足場代や人件費や運営費分は節約できるのです。そのため、耐用年数が長期のハイグレード塗料のほうがお得という考え方もあります。
工場地帯なら汚れに強い塗料も選択肢に
外壁塗装は建物を守りますが、美観を保持するという役割もあります。とくに工場地帯の場合、周囲も工場ばかりです。トラックや自動車の交通量が多いエリアなら、どうしても排気ガスの影響を受けます。排気ガスは外壁を汚す要素の1つです。
工場が汚れていると取引先の方も不安がるかもしれません。「不衛生な工場」と思われると、ビジネスチャンスを逃すリスクもあるのです。汚れ対策をするなら、低汚染塗料が選択肢に入ります。たとえばアステックペイントという大手塗料メーカーは、超低汚染塗料を開発・製造・販売しています。
無機成分が含まれており、外壁が汚れにくくなる塗料です。期待耐用年数も15年~20年あります。
ひかりペイントは超低汚染塗料や耐用年数の長い塗料を提案できます
ひかりペイントでは、多くの建物の外壁塗装を手がけてきました。岡山市近隣をカバーし、外壁塗装と屋根塗装の他、防水工事など累計2,000棟以上の施工実績を誇ります。
塗装系資格最高峰の一級塗装技能士も在籍しているため、工場の塗装についてなんでも相談可能です。他にも2級土木施工管理技士、雨漏り鑑定士、外装劣化診断士なども在籍しています。
また、アステックペイントの超低汚染塗料も提案可能です。ひかりペイントへのご相談は、ホームページの問い合わせフォームが便利です。その他、電話やメール、LINEでも相談を受け付けております。
ひかりペイントが選ばれる理由