地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
室内でペンキの匂いがいつまで続くか気になる方もいるでしょう。DIYに取り組む方も増えてきましたが、ペンキを使う場合、匂いに敏感な方はとくに気になる問題です。一般的には2日〜3日程度、匂いが続くのは覚悟したほうがいいでしょう。ただし、使用した塗料の種類や環境でも変わります。
また匂いについて「健康被害がないのか?」これも気になりませんか?とくに子どもやペットの他、高齢者がいるご家庭では気になるのも当然の話しです。
室内にペンキの匂いがするとしても、どの程度の時間続くのかを理解していればイライラすることもありません。わからないことが不安をあおるのです。匂いがしても解消できる方法を知ってさえいれば、落ち着いて対処できます。
そこで今回のお役立ちコラムでは、室内に漂うペンキの匂いの持続期間や対策方法など「匂い」に関する基礎知識をくわしくお話しします。
ペンキと外壁塗装の塗料の違い
室内ペンキでDIYをする場合、まず購入しなければはじまりません。ネットでもホームセンターでも購入する場合、ペンキと塗料という2つの言葉をよく見ます。
注意したいのは、ペンキと塗料は違うことです。塗装の基本中の基本として覚えてきましょう。ペンキと塗料は成分も性能も大きく違います。以下はペンキと塗料に含まれる成分です。
ペンキ:オイルペイントに合成樹脂を調合したもの。オイルペイントとは、ボイル油がメイン。顔料や添加物を加えている。ボイル油は乾性油と金属酸化物を煮沸して酸化させて生成
塗料:樹脂・顔料・添加物・溶媒で構成
塗料は外壁塗装や屋根塗装などをする際に用います。外壁塗装や屋根塗装の一番の目的は「塗膜」を作ることです。たとえば外壁に塗料を塗ったとします。そのうちの溶媒は、シンナーや水ですが蒸発するのです。
樹脂は塗料の骨格を作っています。顔料は色を作るためのもので、添加物は機能性を持たせるために添加されるものです。溶媒は、樹脂を溶かしたり薄めたりするために含まれています。
溶媒が蒸発しても、その他の樹脂や顔料や添加物は外壁に残るのです。溶媒以外の残った成分が塗膜を形成します。外壁材は頑丈そうに見えても、実際は雨風や紫外線や太陽の熱に弱いのです。たとえば海や山などにある岩も、風化して削られています。
外壁塗装も行わずそのままだと、日々のダメージが蓄積されて外壁はボロボロになるでしょう。そのダメージから外壁を守るのが塗膜です。塗膜は雨風や紫外線や太陽の熱が、直接外壁に当たらないためのバリアを担っています。
一方のペンキは塗料のように、外壁や屋根を守るだけの頑丈さがありません。たとえば外壁にペンキを塗ったとします。すぐにヒビが入ってしまい、塗料のように外壁を守ることはできません。ペンキと塗料にはそれほど大きな違いがあります。
ペンキの匂いの原因
ペンキの匂いの原因は、VOCです。VOCはVolatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)の略称です。VOCは、塗料をはじめ、ガソリンの中のトルエンやキシレンの他、酢酸エチルなどが知られています。蒸発しやすく、大気中のVOCは太陽光と反応して「光化学オキシダント」やPM2.5に変化するのです。
塗装中をはじめ、乾燥する過程で空気に放出されると、特有の匂いが発生します。単純に匂いだけなら不快なだけです。ただ、注意したいのは健康被害をもたらす点でしょう。VOCを人が吸い込んだ場合、シックハウス症候群のような健康被害につながる場合があります。
シックハウス症候群
ペンキのVOCに由来する健康被害として、シックハウス症候群があります。どのような健康被害があるか以下にくわしくまとめたので、チェックしてみてください。
目 | かゆみあつさちくちく感※コンタクトレンズ装着者は過敏に感じられる |
鼻 | 鼻づまりムズムズ感※アレルギー症状の可能性もあり |
皮膚 | 手や顔の乾燥赤み顔や耳のかさつきかゆみ赤み※女性によく見られる |
のど・呼吸器 | 声のかすれのどの乾燥咳深呼吸ができない…など |
精神・神経 | 頭痛疲労感だるさ集中力の欠如不快感吐き気嘔吐…など |
ペンキを塗っている途中、また塗装後にこれらの症状が発生した場合、医療機関で診察を受けてください。ある特定の部屋でペンキを使って塗装したとします。室内に匂いが残ると、快適に過ごせません。子どもや高齢者の中には、匂いに敏感な方もいるでしょう。そうなるとストレスが溜まって不満につながります。そうならないように対処が求められます。
室内ペンキの匂い対策
ここからは室内ペンキの匂い対策についてお話ししてきます。室内でペンキを塗れば、どうしても匂いはあるものです。ただ、対処次第で早めに匂いが消えるかもしれません。対策を知って実践すれば、適切な対処ができます。
室内にこもる匂いが消える期間
室内でペンキを使用した場合、匂いが続く期間は、明確ではありません。理由としては、ペンキの種類や塗装環境で変わるからです。
2日〜3日程度で消える場合もありますが、1週間以上続く場合もあります。塗装した時期や天候や塗装面積でも異なるのです。基本的にはペンキが完全に乾くまで、匂いが続くと考えたほうがいいでしょう。とくに匂いが続く理由は主に3つです。
- 高い湿度
- 匂いが強いペンキ
- 広範囲の塗装
これらの理由で1週間以上、匂いが続く場合もあります。
高い湿度
匂いの持続性はペンキも塗料も共通して「乾燥」に左右されます。乾燥すれば落ち着くため、塗装する時期を考えなければなりません。たとえば梅雨の時期のように湿度が高くなれば、乾燥するまで時間がかかって1週間以上続く可能性があるのです。
また、高温多湿だとVOCが空気中に蒸発しやすくなります。結果、塗料の匂いが強くなる可能性もあるのです。
逆に湿度が低くてすぐ乾燥する時期なら、早めに匂いから解放される可能性があります。室内でペンキを使うならその点に注意し、塗装するタイミングについて計画を立てておいたほうがいいでしょう。
匂いが強いペンキを避けるなら水性
ペンキの匂いの原因はVOCです。油性ペンキには希釈のため、シンナーがよく含まれています。シンナーはVOCが多く含まれているため、油性ペンキの選択には注意が必要です。なるべく匂いがしない油性ペンキを選ぶなら、VOCの含有量が少ないペンキを選択してください。その参考情報として、製品に記載される「F☆☆☆☆」があります。
「F☆☆☆☆」とは?
F☆☆☆☆は、塗料も含めたホルムアルデヒド放散の等級表示です。☆の数が少なければ放散が少ないことを示しています。F☆☆☆☆、F☆☆☆、F☆☆と三段階あり、☆4つが一番少ないことを示しているのです。F☆☆☆☆だと使用面積制限はありませんが、F☆☆☆とF☆☆は使用面積制限があります。マーク表示がないものは使用禁止です。
一般的にペンキも塗料も、油性系は高い耐久性があります。耐摩耗性や雨水に強いのがメリットです。密着性も良好ですし、独特のツヤや乾燥の早さも魅力でしょう。ただ、室内でペンキを使う場合、雨水や紫外線のリスクは気にしなくてもいいかもしれません。
匂い対策をしたいなら、水性ペンキを使用するのが無難です。匂いも少ないですし乾燥も早いために、室内ペンキの匂い対策が期待できます。ただ水性ペンキでもF☆☆☆☆はチェックしたほうがいいでしょう。
換気は基本中の基本
室内でペンキを使うなら換気しましょう。窓やドアを開けて室内の空気を入れ替えます。より換気を確実にしたいなら、サーキューレーターや扇風機を使用するのも有効です。
ただ、換気をしても匂いが気になるかもしれません。とくに塗装作業中は、匂いを強く感じられる可能性があります。その場合、外出も選択肢に入れてみてください。
子どもがいるご家庭なら、ペンキの匂いが落ち着くまで、実家やホテルに一旦避難する方法もあります。マンスリーマンションのように、短期的に賃貸できるマンションも有効です。ペットについてはペットホテルを利用するのもいいでしょう。帰宅してもまだ匂いが残っているようなら、換気をして空気の入れ替えをしてください。
ただ、換気をしたくても隣近所との距離が近くて窓を開けられない場合もあります。たとえばペンキで塗装をしている部屋の窓を開けると、隣の住まいの窓が目の前にある場合です。それだと事前にあいさつをしても遠慮してなかなかできません。その場合は空気清浄機を使うのも有効です。有害物質も取り除けるのも空気清浄のメリットといえます。
ひかりペイントは内装リフォームも手掛けています。
ひかりペイントは2005年に、地域密着店として創業しました。以降、累計施工実績は2,000棟を超えています。外壁塗装や屋根塗装の他、防水塗装まで幅広く対応可能です。
外壁塗装や屋根塗装だけではなく、内装リフォームのニーズにも応えられます。プチリフォームとしてキッチンカウンタークロスの張替えや、ふすまの張替えもお任せください。
トイレ交換やフローリングまで対応できます。その他、お風呂周りの水回り工事やシロアリ対策まで、住まいに関わるお悩みなら幅広い工事が可能です。簡単にイメージチェンジのために、間取りやデザインや要望を実現するため施工します。
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ひかりペイントが選ばれる理由