地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
外壁塗装や屋根塗装を検討中の皆様。見積り書に「仮設足場:〇〇円」と書かれていて気になったことはありませんか?
仮設足場って何だろう?絶対必要なものなのだろうか
仮設足場にかかっている費用が高い!削減することはできないのかな?
上記のようにお考えの方のために今回のお役立ちコラムでは、仮設足場とは何なのか、仮設足場の種類や相場などを詳しく説明します。
費用で得するコツなども紹介しますので最後まで読んでみてください!
仮設足場とは
仮設足場とは、建築・リフォーム・塗装・雨漏り修理などの作業を行う際に、ほぼ必ずといってもいいほど、設置される職人の作業用の足場です。それぞれの作業が終われば撤去してしまうため、名前の通り「仮に設けた足場」だといえます。
仮に設けた足場といっても、職人の安全や効率を守るために重要なものなので、しっかりと頑丈に組み上げられるため、それなりの費用も必要です。外壁塗装では総額費用の2割くらいは足場代にかかるといわれています。
足場を自分たちで設置する業者もいれば、足場専門の業者に発注して設営する場合もあるでしょう。少なくとも何の知識も無く組み上げられるものではありません。
仮設足場の設置は法律で定まっている
仮設足場の設置は、労働安全衛生法で以下のように定められています。
第590条 (材料等)足場の材料に酷い劣化がみられるものなどをつかってはいけない。足場の材料に木材を使う場合、割れや虫食いなど強度的に不安があるようなものは使ってはいけない。 |
第563条(作業床)足場は高さ2メートル以上の作業場所では以下のルールに則って設置しないといけない。・幅は40センチメートル以上。・床材間の隙間は3センチメートル以下。・床材と建地との隙間は12センチメートル未満。・床材が外れないように、2つ以上のもので支えること。・作業のため物体が落下する危険性があるなら落下防止用にシートなどを設置すること。 |
※一部抜粋、わかりやすいように簡略化しています。
上記以外にも細かく色々なルールがありますが、「2メートル以上の作業場所では設置しないといけない」とあるように、一般的な住まいに外壁塗装や屋根塗装を施す場合には必要になります。
要約すると足場の幅は40センチメートル以上、足場の板は強固で安全なものを使い、しっかりと固定する必要があるなどのルールもあるため、ある程度費用がかかるのは仕方の無いことでしょう。簡単なハシゴや脚立を使って塗装やリフォーム工事などを行うことはできません。
仮設と架設の違い
仮設とは「仮に設けられたもの」なので、工事中のために仮に設置され、工事が終われば撤去されます。それにたいして架設とは「架けわたすために設けるもの」なので、橋や電線を設置するための工事が該当し、リフォームや塗装で必要な仮設足場とはまったく別物です。
仮に架設足場というものを設置する必要があるならば、渡り歩くための足場を設置するという意味になるでしょう。
仮設足場の主な種類
仮設足場の主な種類を5種類紹介します。戸建てで使われるものもあれば、大きなマンションで使われるもの、高層ビルで使われるものなどがあり、何が必要かは現場の環境によってほぼ決まるといえるでしょう。
単管仮設足場とは
単管仮設足場とは、鋼製の単管パイプと接合用のクランプを使って組み上げ、メッシュの鋼版などを足場として設置するものを指します。狭い場所でも簡単に組み上げられ、臨機応変にサイズや形を変えられるため、戸建てのリフォームや塗装に使われます。
他の仮設足場と比べると(低層の建物にたいしては十分な性能を持っているが)安定性や安全性が低いため、高層の建造物などでは使われません。
くさび式仮設足場とは
くさび式仮設足場は、単管仮設足場とは似ているようで違います。骨組みとなる柱・踏板・手すりなどを1つ1つハンマーで設置していく足場なので、単管仮設足場よりも頑丈だといえるでしょう。
くさび式仮設足場はある程度のスペースが必要で狭い場所には設置できないため、それなりに大きな建造物に対して用いられることが多い仮設足場です。戸建ての場合、単管仮設足場を使うかくさび式仮設足場を使うかは住まいの高さや大きさ、設置できる条件などによって変わるでしょう。
枠組み仮設足場とは
枠組み仮設足場では、単管仮設足場やくさび式仮設足場よりも必要な部材が多くなります。建物が5階以下なら単管仮設足場やくさび式仮設足場で十分ですが、5階以上10階未満程度の高さがある建造物(マンションやビルなど)では、より強固な枠組み仮設足場を使うのが一般的です。
建築業界では昔からある足場のタイプなので、仮設足場というと枠組み仮設足場を想像する人も少なくないでしょう。
部材は多いですが組み立て自体は比較的時間がかからず、ハンマーを使わないため騒音が出にくいのも特徴です。そのため騒音に気を使う環境ならば、低層のマンションや戸建てでも使うことがあるでしょう。
吊り仮設足場とは
吊り仮設足場とは、地面から組み上げるタイプの足場ではなく、上から吊り下げるタイプの足場です。地面からの設置が難しい現場で用いられます。地面から組み上げるタイプと比べると不安定なので、必要な点検と確認事項が多く、戸建てや低層のマンションなどで好んで使われることはありません。
吊り仮設足場は、高層ビルのメンテナンスや橋梁工事などでよく使われます。「高層ビルで窓の拭き掃除などをするのに設置している足場」を想像するとわかりやすいかもしれません。
移動式仮設足場とは
移動式仮設足場とは、脚部に車輪が付いていて動かせる足場のことです。転倒などには注意する必要がありますが、天井の配管・内装工事・電気工事・防災工事などで使われます。場合によっては戸建てやマンションで使われることもあるかもしれませんが、基本的には大きな建物向けです。
仮設足場について知っておきたいこと
仮設足場について更に知っておきたいことを3つ紹介します。
外壁塗装の足場は屋根塗装の足場として併用できる
外壁塗装の足場は、屋根塗装の足場としても使えます。足場設置は塗装工事の総額費用の約2割ほどをしめる大がかりな工事ですが、外壁塗装と屋根塗装を同時に行えば足場代が1回分浮くため、とてもお得です。
外壁塗装と屋根塗装のタイミングを揃えることで、次回のタイミングでもお得に工事を行えるため、多くの住まいでは同時に行われています。
外壁塗装の塗料が飛び散らないように飛散防止ネットをかけるのが一般的
外壁塗装や屋根塗装の工事中に、塗料が落ちてきたり飛び跳ねたりしないかと不安になっている方もいるでしょう。結論からいうと、これらの工事を行う場合には仮設足場に飛散防止ネットをかけるのが一般的なので、激しく飛び散ったりはしません。
また塗装工事を施す部分に近い場所にはシートやテープ、カバーなどを使って塗料が直接かからないように注意して工事します。
外壁塗装や屋根塗装中のハプニングがどうしても気になる場合は、いざという時にどのような保証をしてくれるのか、契約前に確認してみてください。
仮設足場は職人用!一般の方が足場にするのは危ない
外壁塗装やリフォームで用いられる仮設足場は職人用のものであって、一般の方が足場にするには危険です。職人でもヘルメットや安全帯を使って慎重に作業を行っています。工事中で職人がいない時間帯に仮設足場を登って確認などをするのは止めましょう。
どうしても確認がしたい場合は、職人に写真や動画で撮影してもらうことをオススメします。
足場代の相場や大まかな費用を計算する方法
足場代の相場は、足場の種類や面積、建物の高さなどによって大きく変わりますが、一般的な30坪ほどの住まいであれば、大体15万円前後かかります。より詳しく計算するには、足場の面積と高さを知る必要があるでしょう。大まかに計算したい場合は以下の計算式で大体の金額がわかります。
足場架面積 (建物の外周(メートル) + 8)× 建物の高さ × 平米単価 (600~1,000円) |
たとえば住まいの外周が20メートルで家の高さ10メートルならば以下のようになるでしょう。
外周が20メートルで高さ10メートル(2~3階建て)の戸建ての場合 |
(20+8)×10×(600~1,000円)=168,000円~280,000円 |
同じ計算式で外周が80メートルで高さが15メートルほど(3階建て~5階建て)の場合を求めると、以下のようになります。
80メートルで高さが15メートルほど(3階建~5階建て)のマンションの場合 |
(80+8)×15×(600~1,000円)=792,000円~1,320,000円 |
ひかりペイントで安心の仮設足場設置と塗装工事を!
仮設足場は外壁塗装や屋根塗装の際に、職人の安全と作業効率を確保するために欠かせない重要な設備です。仮設足場の設置には、法律に定められた基準があり、これに従って安全に設置することが求められます。足場の種類や設置方法も様々で、建物の規模や環境に合わせた最適な足場が必要です。
ひかりペイントでは、国家資格を持つ一級塗装技能士や外装劣化診断士、雨漏り鑑定士が在籍しており、外壁や屋根の状態をしっかりと診断し、最適な足場設置と塗装工事を提供いたします。累計施工実績2000棟以上の信頼と実績を持つ地域密着型の業者として、岡山市で多くのお客様にご満足いただいております。
仮設足場の設置や塗装工事について詳しく知りたい方やご相談がある方は、ぜひひかりペイントのホームページにある問い合わせフォームからご連絡ください。メールや電話でのご相談、ショールームでのご来店もお待ちしております。安全で確実な工事をお求めなら、ひかりペイントにお任せください。
ひかりペイントが選ばれる理由