地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
屋根に劣化や破損など気になる部位がある時、業者に修理を依頼したいけれど、なんと説明したらいいかわからない時はありませんか?
切り妻タイプの屋根で、側面部分の板が剥がれた
屋根と外壁の間にある板金みたいなものが腐食している
上記のように伝えたとしても業者はわかってくれるでしょうが、できれば屋根の部位名を適切に伝えた方が説明も簡単だし、間違いなく伝わるため安心です。
そこで今回のお役立ちコラムでは、おもな屋根の部位名を17つ紹介します。純粋に屋根の部位名が知りたいという方も参考にしてみてください!
屋根の主な部位の名前
それでは早速、屋根の主な部位の名前を1つずつ紹介します。各部位の機能なども説明しますので、気になる部分は覚えておきましょう。
【屋根の部位①】棟(むね)
棟(むね)と屋根の頂点部分をさす部位名です。2枚屋根の場合は、2つの屋根が頂上部分で接合している部分にあたり、棟板金と呼ばれる板が設置されているでしょう。
棟は風や地震の影響を強く受ける部分であり、災害や劣化によって破損しやすいため、屋根の部位名を覚えておくと業者への説明が簡単です。
「棟板金がズレている」「棟部分が破損しているため、雨漏りが心配」などと伝えれば100%伝わるでしょう。
【屋根の部位②】換気棟(かんきむね)
換気棟(かんきむね)とは、屋根の部位①で説明した棟部分にある単なる板状の棟板金ではなく、換気のための穴が空いた棟板金のことをさします。
換気棟があれば屋根裏にこもりがちな湿気や熱を排出できるため、湿気による結露やサビ・カビなどの対策、2階部分の過ごしやすさを維持するのに役立つでしょう。
換気棟も通常の胸板金と同じく、風や地震の影響を受けやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。時には換気穴が詰まってしまったりズレたりして、換気できなくなっている場合もあるでしょう。
【屋根の部位③】大鬼・鬼瓦・鬼飾り
大鬼・鬼瓦・鬼飾りとは、屋根の部位①で説明した棟の両端部分に取り付けられる建材で、雨風を防ぐだけでなく、厄除けや装飾としての役目もあります。名前の通り鬼の顔となっている場合もあれば、植物や雲の形になっているものもあるでしょう。
すべての屋根に取り付けられているわけではなく、昔ながらの日本家屋や神社仏閣によく見られる屋根の部位です。複雑な形状でつなぎ目も多いため、修復や交換には熟練の職人技が必要になるでしょう。
【屋根の部位④】軒先(のきさき)
軒先とは屋根の下部にあたる先端部分のことです。外壁から飛び出している部分に関しては、軒の出と呼びます。
軒先が外壁から飛び出している理由は雨漏り対策です。軒の出部分がないと、雨水が外壁を伝って落ちるようになり、雨漏りが発生しやすくなってしまいます。
軒先は外壁の雨漏りが発生するリスクを下げる一方で、雨水の影響を受けやすい部分でもあるため、数ある屋根の部位の中でも特に雨水によって腐食・破損しやすいため注意が必要です。塗装の防水機能などが失われてカビやサビが発生することもあるでしょう。
【屋根の部位⑤】軒天(のきてん)
軒天(のきてん)とは軒先の裏側にある屋根の部位で、白いボードを張るのが一般的です。強風で剥がれたり、軒先で発生した雨漏りの影響で腐食してしたりすることもあるでしょう。
軒天に穴が空いて害虫や害獣の住み処となることも多々あるため、破損を発見した場合は早めに修理することをオススメします。
【屋根の部位⑥】ケラバ・妻(つま)
2枚屋根(妻切屋根)などの側面部分を妻(つま)、もしくはケラバと呼びます。棟と同じく雨風の影響を受けやすく、厳しい環境下にあるため、屋根の部位⑦で紹介する破風板を設置して守るのが一般的です。
【屋根の部位⑦】破風・破風板(はふ・はふいた)
屋根の部位⑥で紹介したケラバ・妻部分には、破風板と呼ばれる板が取り付けられることが多々あります。
破風板は雨風や紫外線の影響によって破損しやすく放置すると雨漏りの原因となり、穴が空けば屋根全体に劣化が広がってしまうため、注意が必要です。
破風板が木製で劣化や破損、腐食が見られる場合は、金属製のもの(丈夫でサビに強いガルバリウム鋼板など)に交換するケースが多く見られます。
【屋根の部位⑧】雨樋(あまどい)
雨樋(あまどい)は、軒先から流れ落ちた雨水を排水するための機能を持つ部位です。雨樋があることによって雨水が流れ落ちる部分をコントロールすることが可能で、雨樋で受け止めた水を、縦樋(たてどい)と呼ばれる縦に設置された筒状のもので地面に排水します。
縦樋がある理由は、高所から雨水が流れ落ちると、飛び跳ねて外壁を汚し、雨漏りや腐食の原因となるからです。
【屋根の部位⑨】鼻隠し(はなかくし)
鼻隠し(はなかくし)とは【屋根の部位⑧】で紹介した雨樋の下地などにも使われる部位で、軒先の側面に取り付けられた板をさします。
雨樋が機能していれば雨漏りしにくい部分ではありますが、雨樋が劣化したり詰まったりして機能を失っていると、鼻隠しから雨漏りが発生してしまうこともあります。
【屋根の部位⑩】下屋根(したやね)・大屋根
下屋根とは屋根が2段になっている場合に下側の屋根部分をさす部位名です。上側は大屋根と呼ばれています。
下屋根には2階部分の外壁との接合部があり、接合部は劣化しやすく雨漏りの原因となるため注意が必要です。接合部は板金を設置して雨風から守るのが一般的ですが、この板金が劣化したり外れたりしているならば早めに修理・交換しましょう。
【屋根の部位⑪】雨押え(あまおさえ)
外壁と屋根の接合部を雨押え(あまおさえ)と呼びます。住まいの形状によっては確認しにくい部分ではありますが、定期的な点検・メンテナンスが必要です。
屋根の部位⑩で紹介した下屋根には2階部分の外壁との接合部も雨押えであり、雨風から守るために設置する板を雨押え板金と呼びます。
【屋根の部位⑫】谷(たに)
谷とはL字型の屋根に多く見られる部位で、L字の内側にあたるコーナー部分にある屋根同士の接合部分です。通常の棟と異なり谷折りになっているため、雨水が集中して流れ落ちるため、雨樋の機能も持ち合わせています。
谷がある屋根の場合、もっとも雨漏りのリスクが高い部位なので定期的な点検・メンテナンスは必須です。
近頃はサビに強く丈夫な素材も沢山あるため、劣化が激しい場合は業者に相談してみると良いでしょう。
【屋根の部位⑬】庇(ひさし)
庇(ひさし)とは、窓や玄関の上に設けられる小さな屋根をさす部位名です。窓や玄関を雨水から守るために設置されており、開口部の雨漏り対策に役立ちます。
庇(ひさし)が劣化したり破損したりすると、やはり雨漏りの原因となるため注意が必要です。
【屋根の部位⑭】野地板(のじいた)・コンパネ
野地板とは屋根材を設置するための下地になる板で、コンパネと呼ぶ場合もあります。屋根材や屋根材の防水シートが機能していれば、腐食することはありませんが、屋根に不具合があると野地板が腐食・破損し、雨漏りの原因となるでしょう。
【屋根の部位⑮】防水シート・ルーフィング
屋根材の下には防水シートが設置されています。ルーフィングと呼ぶこともあるでしょう。防水シートは屋根材で排水しきれなかった雨水から住まいを守るために設置されています。
防水シートが機能を失えば、雨漏りの被害が広がってしまうため、屋根の葺き替えを行う際には、防水シートも取り替えるのが一般的です。
【屋根の部位⑯】垂木(たるき)
垂木とは野地板を設置するための棒状の建材です。屋根の内部にあるため、通常は見えませんが、屋根裏から確認できる場合もあるでしょう。
屋根材や野地板を支え固定するのに重要な建材であり、腐食や劣化が見られる場合は早急に修理しないと、屋根が崩れ落ちる危険もあるため十分に注意してください。
【屋根の部位⑰】貫板(ぬきいた)
貫板(ぬきいた)は、棟板金の下地に使われる板です。外壁の下地にも用いられます。屋根の部位⑯で紹介した垂木と同じく通常は見えません。
一般的に木製の貫板が多く、屋根や外壁のトラブルで貫板が露出すると、雨風の影響で腐食・破損しやすいため注意しましょう。
屋根内部の部位名は?(母屋・棟木・小屋束・軒桁)
屋根の全体的な構造を小屋組と呼び、小屋組の内部は屋根裏・天井裏・小屋裏と呼びます。屋根裏に垂直に立てられた柱は小屋束(こやつか)と呼び、小屋束の上部には母屋(もや)と呼ばれる木材が水平に取り付けられているのが一般的です。
母屋の頂上部分を棟木(むなぎ)と呼び、端部分を軒桁(のきげた)と呼びます。棟木の上には屋根の部位①で紹介した棟があり、軒桁の上には屋根の部位④で紹介した軒先があるでしょう。
ひかりペイントで確かな屋根修理を!専門家による安心のサポート
屋根は家を守る重要な要素であり、その部位一つ一つが特定の役割を持っています。正確な部位名を理解し、特定の問題が発生した際には、それを的確に伝えることができれば、修理作業もスムーズに進むでしょう。
ひかりペイントでは、国家資格を持つ一級塗装技能士や外装劣化診断士、雨漏り鑑定士が在籍しており、建物の劣化状態の評価や適切な補修方法の提案、雨漏りの原因特定に至るまで、専門的なアドバイスを提供しています。
岡山市に根ざした地域密着型の屋根工事・防水専門業者として、外壁塗装や屋根塗装を含む2000棟以上の施工実績があります。屋根の問題が気になる方は、ぜひ当社のホームページの問い合わせフォームやメール、LINEでのご連絡、または直接ショールームにお越しいただき、専門家による診断を受けてみてください。
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