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陸屋根の防水工事が住まいを守る!劣化を防ぐ防水工法基礎知識

陸屋根の防水工事が住まいを守る!劣化を防ぐ防水工法基礎知識

地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店

ひかりペイントです!

代表の山下です。

平らな屋上がある屋根は、陸屋根またはフラット屋根と呼ばれており多くのメリットがあります。マンションや工場など、鉄筋コンクリート造建築で見られるタイプです。

陸屋根はバルコニーやベランダスペースの他、ガーデニングや家庭菜園でも有効活用できます。平らなため、清掃や補修工事などメンテナンスの容易さがメリットです。三角屋根と違い屋根裏がないため、天井を高くできます。高さ制限まで生活空間にできますし、天井高の高さを確保した3階建ても可能です。

陸屋根のメリットは多数ありますが防水には注意しなければなりません。一般的な三角屋根の住まいだと、雨が降っても勾配があるため雨水は自然に下へ流れていきます。陸屋根は平面のため自然に流れていきません。雨が降った際、雨水が滞留するリスクがあります。防水対策をしないと、雨漏りによって住まいの劣化が進むのです。

今回のお役立ちコラムでは、新築住宅で陸屋根を検討中の方やすでに住まわれている方に、陸屋根の防水対策についてお話しします。

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目次

陸屋根で防水対策をしないと起こる深刻な問題

陸屋根で防水対策をしないと起こる深刻な問題

陸屋根で防水対策をしないと、多くの問題につながります。劣化の初期症状なら修繕も簡単な内容で済むかも知れません。ただ、劣化にもレベルがあります。住まいを支える構造自体に問題が出るような内容は深刻です。

・耐久性の低下
・カビによるシックハウス症候群のリスク
・修繕費用の増大
・資産価値の低下
・保険が支払われない場合もある
・耐久性が低下するリスクの増加

耐久性が低下すると雨漏りのリスクが高まります。陸屋根は防水工事をしないと、隙間やひび割れが生じやすくなります。陸屋根は勾配が少ないため水が溜まるでしょう。雨や雪解け水が入り込んだ際、表面だけではなく内部の劣化も進みます。木材やコンクリートのような建材や金属部品が水によりダメージを受けるのです。木材なら腐食、コンクリートならひび割れ、金属部品ならサビが発生します。

台風や大雨のあと、天井や壁にシミができているなら雨漏りが考えられます。壁なら壁紙が剥がれますし、天井なら木材が腐食するのです。電気配線に水がかかれば、ショートや火災のリスクがあります。

雨漏りによるカビの発生がシックハウス症候群を招く

雨漏りによるカビの発生がシックハウス症候群を招く

雨漏りの湿気はカビの発生も招くのです。カビはシックハウス症候群の原因になります。シックハウス症候群の主な症状は以下のとおりです。

・目:かゆみ・熱さ・チクチクするなど
・鼻:鼻づまり・鼻水・むずむずするなど
・皮膚:顔の乾燥・皮膚が赤くなる・顔や耳のかさつき・かゆみなど
・のど・呼吸器:声のかすれ・のどの乾燥・咳・深呼吸ができないなど
・精神・神経:頭痛・疲労感・だるさ・集中力の欠如・不快感・嘔吐など
 参照:平成 26 – 27 年度厚生労働科学研究費補助金健康安全・危機管理対策総合研究事業 科学的根拠に基づくシックハウス症候群に関する相談マニュアル(改訂新版)  

頭痛や不眠の他、皮膚炎やのどの痛みなど多数の症状を引き起こします。雨漏りは大切な住まいの耐久性をいちじるしく低下させるだけではありません。家族の健康にも被害をもたらします。

修理費用が増える

劣化状況が悪いほど、修繕費用は増大します。陸屋根が劣化しても放置したとします。ヒビや割れなどの劣化している箇所から、雨水が入って構造まで侵食すると多くの問題が発生するのです。住まいの安定性や快適な住居環境の他、健康問題以外に悩みのタネになるのが修繕費用です。

戸建てでも修繕費用は高いですし、アパートやマンションのような規模の大きな建物だと、修繕費用の負担もふくれます。特に数カ所問題が生じている場合、経済面で大打撃です。ローンも支払い終わっていないと厳しい状況に追い詰められます。

戸建の場合だと、国土交通省の長期優良住宅化リフォーム推進事業による経済的な支援もあります。令和6年の募集は終了していますが、令和7年以降も続けられる可能性はあるためチェックは必要です。ただ、支援があっても劣化の状態次第では予算不足になりかねません。

資産価値の低下

防水対策を行わず、雨漏りまで発生した住まいは資産価値が低下します。防水対策を長年行わず、メンテナンスをしていなければ美観も悪化している状態でしょう。木材や建材の他、部材まで劣化があれば修繕が必要です。

雨漏りがあった住まいは「物理的瑕疵物件」と評価されます。買い手はリフォーム費用のことも考えるでしょう。希望価格より大幅に値下げしても、買い手が見つからない可能性まであるのです。

保険適用外になる可能性もある

保険会社の方針や考え方によりますが、メンテナンスをしていないと保険金を受けられない可能性があります。雨漏り被害が起きた際、火災保険の適用内容に風災が含まれていると、状況によっては補償を受けられるのです。

風災は「最大瞬間風速20m/s以上」の自然の強風によって引き起こされた被害が当てはまります。たとえば自然災害の台風や竜巻で屋根が飛ばされて発生した雨漏りなどです。

しかし保険会社が調査した結果、メンテナンス不足で雨漏りになったと判断されるケースもあります。自然災害ではなく、経年劣化だと保険適用外になるのです。防水工事をしていないと、万が一雨漏りになった際「経年劣化によるもの」と判断されると、補償を受けられない可能性があります。

陸屋根の防水工事を検討したほうがいい症状

陸屋根の劣化が進むと、目に見える症状が出てきます。そのタイミングは、防水工事専門業者に防水工事の依頼をしたほうがいいタイミングです。主に以下の症状があるなら、防水工事専門業者に相談したほうがいいでしょう。

・雑草・苔・カビ
・ひび割れや浮き
・排水溝周辺にゴミが溜まっている
・雨が降ったあと陸屋根の一部に水たまりができている

これらの症状は陸屋根の劣化が進んでいる症状ばかりのため、防水工事専門業者に調査してもらうことをおすすめします。各劣化症状が起きる理由には明確な根拠があるためお話します。

雑草・苔・カビ

陸屋根だけではなく、防水工事をしないと屋根全般で雑草の他に苔やカビのリスクが高まります。

雑草は風や鳥の糞で種や胞子が運ばれてきて発芽するケースです。苔やカビも同様に、胞子が飛んできて広がります。通常は風でまた飛んでいきますが、雨が降ると水分の影響や引力で留まるのです。

また、陸屋根は平面に見えても水が流れやすいように勾配があります。雨が降れば通常は種も胞子も流れるのですが、留まるものも出てくるのです。

たとえばコンクリート表面のザラザラした手触りは、ミリ単位の凹凸が理由です。小さな種や胞子がそのミリ単位の凹凸に入り込んで留まります。側溝や排水溝には雨水とともに砂ぼこりが流されますが、留まるものもあります。結果、なにかしらの理由で留まった芽や胞子が発芽して、雑草やカビなどが発生するのです。

ひび割れや浮き

陸屋根に防水工事でウレタン防水やFPR防水などを施工すると、水を防ぐ層である防水層を備えられます。防水層にトップコートという保護塗料を塗ることで、保護機能を強化できるのです。トップコートは水以外に、太陽光や風からも防水層を守っています。

ただ、トップコートも経年劣化するものです。負担がかかり続けたトップコートは、色あせやヒビの他、浮くなどの劣化サインが出てきます。劣化以外にも強風で飛んできたものがぶつかったり、物が落下したりしても傷つくのです。ヒビや湿気で防水層が浮いて雨水が溜まるケースもあります。ヒビ割れや浮きは大きなトラブルに発展するサインと考えておいたほうがいいでしょう。

雨が降ったあと陸屋根の一部に水たまりができている

水たまりができているのは、排水機能の問題が考えられます。陸屋根は雨が溜まって水たまりができないように、排水する仕組みが設けられています。陸屋根の屋上は排水口に向かって傾斜が付けられているのが排水の仕組みです。

しかし排水口周辺にゴミが溜まっていれば、うまく排水できなくなります。排水口まで傾斜があっても、三角屋根のような急勾配ではありません。三角屋根より水が停滞する時間が長いのです。水たまりが留まっている箇所は負担がかかり続けます。

トップコートや防水層が劣化し、ひび割れやふくれなどの問題が発生するのです。そのため、排水口周辺にゴミ袋や落ち葉が溜まっていないか定期的なチェックが求められます。ゴミが溜まっていたらすぐに掃除をするだけでも、防水対策になるからです。

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陸屋根の防水工事の種類

陸屋根が劣化して取り返しのつかない状態になる前に、定期的なメンテナンスや防水工事をおすすめします。陸屋根の防水工事は主に「塗膜防水」「シート防水」「アスファルト防水」の3種類です。

塗膜防水:ウレタンやFPRを使用
・シート防水:塩化ビニールシートやゴムシートを使用
・アスファルト防水:アスファルトを使用

これらが各防水工事の特徴です。以下で特徴やメリットをお話します。

塗膜防水は塗料で防水する

塗膜防水は、塗膜防水工法と呼ばれる防水工法のひとつです。施工箇所に防水材料を塗り、水を防ぐ塗膜を作ります。塗膜防水ではウレタン防水工事とFRP防水工事の2種類が主流です。

ウレタン防水は液状のウレタン樹脂を複数塗ります。既存の防水材があっても重ね塗りできるため手間がかかりません。液体のため排水口周辺のように、形状が複雑な箇所でも施工できます。つなぎ目のない防水層により雨水をシャットアウトするのです。

FRP工法は、ガラス繊維強化プラスチックを使っています。FRPとはFiber(繊維)Reinforced (強化)Plastics(プラスチック)各単語の頭文字です。液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤をプラスします。混ぜたものにガラス繊維を混ぜて、一体化させた防水材です。

軽くて強いだけではなく、高い耐熱性(熱に強い)・耐食性(腐りにくい)・耐候性(日光や雨など天候の影響に強い)を備えています。ウレタン防水と同様に、継ぎ目のない層を作って水をシャットアウトできるのです。

シート防水はコストパフォーマンスが良好

シート防水は、塩化ビニールシート・ゴムシートを使用した防水工法です。コストパフォーマンスが高く、下地に貼り付けるだけなので複雑な形状箇所以外は手間がかかりません。

塩化ビニールシート防水は模様や色がプリントされたものもあり、高いデザイン性があります。紫外線や熱の他、オゾンにも強く、メンテナンス数が少ないのもメリットです。

ゴムシート防水は、合成ゴム系の防水シートを特殊な接着剤やテープなどで貼り付けます。工期も短く、コストを抑えられるのがメリットです。ただしシートのため、複雑な形状への施工を苦手としています。

アスファルト防水はトーチ工法と常温工法がある

陸屋根ではアスファルト防水もよく採用されています。合成繊維の不織布にアスファルトを含ませたシートを貼り重ねる工法です。アスファルトが接着剤になるため、塗って貼る工法といえるでしょう。

また、アスファルト防水はトーチ工法と常温工法の2種類があります。トーチ工法はシートの裏面に含ませたアスファルトを、トーチバーナーを使って溶かすのが特徴です。溶けたアスファルトを塗るようにして貼り付けます。

常温工法は常温で材料をくっつけるのが特徴です。常温で液状のアスファルト材を溶かし、シートを複数枚貼り付けていきます。頑丈で水を漏らさない防水層を作ることができるのです。

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陸屋根の防水工事が大切な住まいを守ります

陸屋根の防水工事が大切な住まいを守ります

陸屋根の防水工事やメンテナンスは必要です。陸屋根の劣化を抑えることで、住まいの耐久性を維持できます。結果として、建物の寿命を伸ばすことができるのです。また、雨漏りに発展すれば、快適な住環境は失われます。住みづらくなるだけではなく、シックハウス症候群による健康被害のリスクが出てくるのです。

雨漏りのような大きなトラブルに発展した場合、陸屋根は劣化しています。その時点で修繕をしようとすると、大きなコストが負担としてのしかかるでしょう。そうなる前に、定期的なメンテナンスと劣化の初期症状の時点での対策が必要なのです。

ひかりペイントは屋根を守る防水工事のエキスパートです

ひかりペイントは屋根を守る防水工事のエキスパートです

ひかりペイントは多くの防水工事を手掛けてきました。戸建てやマンション・アパートの他、工場の陸屋根の防水工事実績もあります。陸屋根の防水工事は、塗膜防水、シート防水、アスファルト防水などさまざまな選択肢があります。

特徴を熟知した上で現場の状況を的確に把握し、ニーズに合わせて工法を選択しなければなりません。ひかりペイントはそのための専門知識や技術力はもちろん、経験も豊富です。また、見積もりと異なる施工をした場合は、返金もしております。

陸屋根の防水工事のお問い合わせは、ホームページの問い合わせフォームやメールでご相談いただけます。電話やショールームでも対応できますので、お気軽にご相談ください。陸屋根の定期メンテナンスのご相談も承っています。

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