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外壁診断の重要ポイント・通気工法と直貼り工法


直貼り工法と通気工法

夏休み明け、皆様体調崩されていませんか?

さて今日は夏休み前にご相談いただいたお客様のご自宅で見つけた事例です。

塗り替えから約5年しか経過していないのに
チョーキング現象(外壁を触ると色が手につく)などが起こっており
塗料に問題があったのか、それともそれ以外の問題なのか調べてほしいというご相談でした。

お伺いして調べてみると、
そのご自宅は「直貼り工法」と呼ばれる工法で外壁サイディングが貼られていることが判明。
先の画像で「通気工法」と「直貼り工法」を紹介していますが
この「直貼り工法」は2001年ころからその不具合が指摘され、「通気工法」が標準化されています。

「直貼り工法」は外壁と透湿シートの間に空気の層がないため
熱がこもりやすく、湿気や温度による外壁や構造材への影響が出てしまいます。
また何らかの原因で、いったん外壁から水が入った場合に、その水分が外壁と構造材の中に溜まったままの状態になりがちです。

これらの危険性を鑑み、現在は「通気工法」が標準化されましたが
既存の住宅の中には、「通気工法」と「直貼り工法」の両方が存在しています。

実際「直貼り工法」のご自宅の外壁塗り替えの場合には
先述のような危険があることから、
出来れば「サイディング自体の貼り替え」をお勧めしています。
しかしながら予算の都合上、それが難しい場合には
「淡彩色」で「遮熱効果のある塗料」をお勧めしています。
これはなるべく熱を反射させ、外壁自体が熱を吸収しないようにするためです。

今回ご相談いただいたお客様のご自宅は
塗り替えの際に、その時に依頼された業者さんから
外壁の工法についての調査や説明がないままに塗料を選び、塗装工事が行われたということで
5年が経過しての塗料の劣化も当然といえば当然の結果だったというわけです。

今回の調査内容を踏まえ、今後の方針をお客様と相談中ですが
みなさんも外壁塗装を行う際には、外壁の工法などの確認も必ず行う必要があります。
ひかりペイントでは、住宅診断の際に必ず確認する項目の一つです。

もし、外壁の工法について全く説明がない場合
お客様ご自身から質問を投げかけてみても良いと思いますよ。

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