LINE
メール
フリーダイヤル0120-326-723

外壁塗装の工程。工事期間と作業内容を解説。

外壁塗装というと、ペンキを壁に塗っているイメージを持たれる方が多いでしょう。

しかし、実は塗料の使用の前に、入念な下処理があり、その技術の高低によって、耐久年数にも影響が出るのです。

ここでは、塗装のプロたちがどのような工程をどれくらいの期間をかけて作業を行っているのかをご紹介します。

外壁塗装の流れと工程ごとの作業内容

この画像は、弊社で実際に使用する工程管理表です。施工前に、このような工程を組みます。

では、各工程でどのような作業を行うか説明していきます。

足場設置:期間約1日

塗装工事では、足場を最初に組みます。足場を組むことで、二階などの高い場所への塗装が行いやすくなります。

足場には塗料が周囲に飛んでいかないように、メッシュシートなどを取り付けます。足場を組み立てるときには大きな音が出るので、事前に近隣へ挨拶をしておきます。足場の設置にかかる日数は約一日です。


高圧洗浄:期間約1~3日

高圧洗浄とは、塗装を行う前に勢いのある水で塗装面の汚れを落としていくことです。汚れや古い塗料が残っていると、新しい塗料を塗っても剥がれやすくなってしまいます。

ただ、高圧洗浄ができない箇所などは、ブラシなどを使って汚れを落としていきます。高圧洗浄では、適切な水圧で行うことが大切です。

また、高圧洗浄は洗うだけではなく、乾燥まで行うことが必要なので洗浄には一日から三日ほどかかります。


下地処理:期間約1日

塗装を行う前に重要になるのが、この下地処理です。外壁は経年劣化によって、ひび割れや金属部分に錆がでます。

下地処理では、ひび割れなどはコーキングで補修を行い、金属の錆などはヤスリなどを使ってあらかじめ落としておきます。また、サイディングの古いコーキングを剥がして、新しく充填していくのもこのタイミングです。

塗装の仕上がりを左右する下地処理は約一日で終わりますが、補修範囲が多くあればそれだけ日数がかかります。


下塗り:期間約1日

外壁と塗料を密着させる役割がこの下塗りです。下塗りをすることで、塗装面に塗料がつきやすくなります。

下地材にはシーラーやプライマーなどがありますが、使用する外壁の状態にあったものを使用することで、この後の塗料がしっかりと定着します。下塗りにかかる期間は約一日です。


中塗り:期間約1日

下塗りがきちんと乾燥してから中塗りをします。中塗りで使用するのは、お客様が選択された色の塗料です。中塗りもしっかり乾かなければならないので、約一日かかります。


上塗り:期間約1日

上塗りに使用する塗料は中塗りと同じ色です。重ねて塗ることで、塗料の性能がより十分に発揮されます。

モルタル仕上げの外壁や模様のついているサイディングでは、透明な塗料を使用することもあります。上塗りにかかる日数は約一日です。


点検と手直し:期間約1日

上塗りまで終わると、塗装工事はいよいよ終了です。まずは、業者のみで塗り残しや塗料が他の部分に付着していないかなどの確認を行います。

その後お客様にも確認をしてもらい、何かあれば手直しをして対応します。足場を解体してしまうと、再度足場代が必要になってしまうので足場を解体する前に点検と手直しを終えることが大切です。一日あれば、点検と手直しが終えられます。


足場解体:期間約1日

特に問題がなければ、足場を解体していきます。足場を解体し、張ってあったメッシュシートを外すことで塗装を終えた外壁をしっかり見ることができます。

外壁は、太陽の位置によっても見え方が異なってくるので、できるだけ時間をかえて確認をしたほうがよいでしょう。足場の解体にかかる期間は約一日です。

完工(引き渡し)

足場の解体後、周囲の片付けや清掃を行います。塗装工事において、お客様と塗装業者の両者で問題がなければ、外壁の塗装工事は全て終了です。

業者によっては、保証書や完了報告書を渡してくれます。

予定より工期が早まる場合、遅れる場合の要因

工期が早まる場合

天気に恵まれた日が多ければ、当初の予定より工期が早く終わる場合があります。また、業者によっては閑散期であれば職人の数を増やして期間を短くしてくれるかもしれません。

工期が遅れる場合

雨が降ると、塗料を塗っていくことができないのでどうしても工期が遅れてしまいます。また、強い風の日も塗料にホコリが付きやすくなるので、塗装作業を控える業者もいます。

まとめ

外壁の塗装工事の作業についてなどをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。各工程にはおおよその日数があるので、工事が終わるまでの日数の参考になったと思います。

天気の関係で、多少工期が予定していたものよりも長くなったり、短くなったりすることはありますが、業者は雨の日などを想定して工期を決めていますのでご安心ください。