地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
陸屋根の防水工事は家を長持ちさせるために必要です。一般的な切妻屋根や寄棟屋根などとは異なり、平坦な形をしているのが陸屋根です。アパートやマンションのような賃貸物件で見られますが、戸建て住まいへの採用も一般的になりました。
陸屋根の防水工事は、通常の屋根塗装とは異なります。屋根塗装は塗料を塗りますが、防水工事は塗膜防水以外に選択肢があるのです。そこで今回のお役立ちコラムでは、屋根塗装や防水工事の重要性や種類などをくわしくお話しします。
岡山の住まいを危険にさらす屋根の劣化
一概に屋根といっても、世の中にはさまざまな形状があります。平坦な陸屋根も、戸建て物件でも多く採用されるようになりました。三角屋根とは違い、屋上を活用できるのは大きなメリットです。ただし、陸屋根は防水工事をしなければなりません。
いわゆる三角屋根のように傾斜がある屋根なら屋根塗装で、陸屋根は防水工事が必要です。陸屋根の防水工事についてくわしくお話しします。
防水対策や塗装をしないと起こる怖いこと
防水対策や塗装は、住まいの長寿命化のためにもしなければならない工事です。「住居環境が良好になる」程度の工事ではありません。文字通り住めなくなります。
どのような屋根や外壁も、毎日ダメージを受け続けています。原因は太陽光や雨や風です。太陽光には紫外線や熱の原因となる近赤外線が含まれています。
屋根も外壁も基本的に頑丈ですから、1日程度のダメージなら問題ありません。それが1週間、1か月、1年続くとどうなるでしょうか?徐々に屋根や外壁にダメージが蓄積されます。その結果、大きなヒビが入ったり、割れたりするのです。
たとえば幅0.3ミリ以上のヒビ割れだと、雨水の侵入を許すことになります。その結果、雨漏りという住まいにとって致命的なトラブルが発生するのです。
外壁塗装や屋根塗装の目的は塗膜による防御
外壁や屋根塗装では塗料を使います。その目的は保護機能である塗膜の形成です。塗膜は塗料の構成成分により作られる防御層と考えてください。
塗膜は樹脂や顔料の他、添加物や溶剤で作られます。添加物は塗膜に特別な機能性をもたらすものです。外壁や屋根に塗料を塗ると、溶剤(水やシンナー)だけ蒸発し、樹脂や顔料や添加物だけが残ります。その樹脂や顔料や添加物が、屋根や外壁を守る塗膜になるのです。
気づかないうちに進行する劣化
雨漏りが発生すると「ある日とつぜん、屋根や外壁に穴が開いた」と思うものです。地震で屋根や外壁が、大きなダメージを受けることはあります。その結果、幅0.3ミリ以上の大きなヒビ割れが発生することはあるでしょう。
ただ、多くの場合、塗装や防水工事の保護機能が低下した結果、ヒビ割れのようなトラブルに発展しています。塗装工事も防水工事も、1度すれば大丈夫なものではありません。塗膜も劣化するからです。たとえば塗料には、耐用年数、または耐久年数という寿命があります。アクリルなら3年〜8年程度の耐用年数です。一般的なシリコンは7年〜15年、フッ素や無機塗料なら15年以上保つものがあります。
ただ、どの塗料も耐用年数が近づくと、以下のような劣化症状が段階的に出てきます。
- 色あせ
- ヒビ割れ
- チョーキング
- カビや苔や藻
- サビ
初期症状は屋根や外壁の色あせです。紫外線によって顔料が劣化して起こります。顔料の劣化が進むと、チョーキング現象が発生します。屋根や外壁に触れると白い粉が指についたことはありませんか?白い粉は、塗膜の劣化により顔料が表に出た状態です。
カビや苔や藻も保護機能が低下すると、屋根や外壁に定着します。陸屋根では、ヒビ割れの他に、水たまりができたり防水層のふくれが発生したりするのです。
防水層のふくれとは、防水層と下地の間に雨水が入り、蒸発する際にふくれる現象です。他にも、防水層の亀裂から雨水が入り込むと発生します。
屋根や外壁の塗装や防水工事をしないと怖い結果に
塗膜が劣化して限界に至ると、雨漏りにつながります。住まいが住めなくなる状況をイメージしてみてください。地震や台風のような自然災害は住まいを壊します。雨漏りも、自然災害に匹敵するほどのトラブルと考えてください。
雨漏りは住まいの中に雨水が侵入する現象です。たとえば天井裏に雨水が入ったとします。その際、周囲にある梁や柱が濡れると腐食するのです。梁や柱は住まいを支える重要な建材ですから、腐ると耐久性は極端に低下します。
腐った木材を好むシロアリが来てかじれば、耐久性はさらに低下するのです。下手をすれば地震がなくても倒壊する危険性が出てきます。また、湿度が高まるとカビが発生します。カビが増殖すると、エサにするダニも増加するでしょう。カビやダニの死骸やフンはアレルギーの原因物質です。抵抗力の弱い子どもや高齢者の健康被害につながります。アトピーやぜんそくなど日常生活がまともに送れないレベルの健康被害です。
陸屋根の場合は塗装ではなく防水工事!防水層にはどんな施工法がある?
防水工事は、防水層の形成を目的とします。防水層は水の侵入を防ぐ層のことです。屋根塗装と同じように、塗膜で防水層を形成するのが「ウレタンやFRP」です。他にも、塩化ビニールシートやゴムシートによるシート防水もあります。また、アスファルトが含まれるルーフィングシートを貼り重ね、防水層を形成するのがアスファルト防水です。以下で陸屋根の防水層についてくわしくお話しします。
ウレタン防水やFRP防水
ウレタン防水やFRP防水は塗膜防水とも呼ばれる防水工事です。一般的な屋根塗装や外壁塗装と同様に、塗料で形成される塗膜により防水層を作ります。
ウレタン防水で使用されるのは液状のウレタン樹脂です。古い防水層があってもその上から施工できるメリットがあります。FRPとは「Fiber(繊維)Reinforced (強化)Plastics(プラスチック)」のことです。液状の樹脂に硬化剤を混ぜて、ガラス繊維を加えると繊維強化プラスチックができます。以下はウレタンやFRPのメリットと注意点です。
【ウレタン防水のメリット】
- 工期が短いためコストを抑えられる
- 排水口周りのように複雑形状の場所でも施工できる
- 重ね塗りができるために補修もしやすい
- メンテナンス費用を抑えられる
- つなぎ目がない。隙間から侵入してふくれのようなトラブルにつながりにくい
- 防水層が軽量のため住まいへの負担が軽い
- 廃材も出にくい(廃材の処理費を抑えられる)
【ウレタン防水の注意点】
- 手作業のため職人の技術力によって品質が左右される。塗膜面の均一性は職人の腕次第
- 塗りムラがあると早く劣化する
- トップコートの塗り替えが必要
- 耐久性や防汚性は塩化ビニールシートより低い
【シート防水のメリット】
- シートをかぶせる工法のため下地の制限がない
- シート以外の防水工事をした上から施工できる
- 既製品を使うためにシートの品質では仕上がりに差が出にくい
- 凹凸がないため汚れにくい
- 工期が短い
【シート防水のデメリット】
- シートが1か所でも破れたりすると、雨水侵入リスクがある
- シート防水は職人の技術にも左右される
- 施工スキルの高い職人は限られている
- その点が施工費用に反映されると高い
- ウレタンやFRPのように液体ではないため複雑な形状への施工は適していない
【アスファルト防水のメリット】
- 塗膜防水やシート防水と比べても耐久性は高い
- 防水性も高い
- 一定の厚みを確保できるため防水層が安定する
- 歴史が古いため、ノウハウが塗装業界に浸透している
【アスファルト防水の注意点】
- 熱工法ではアスファルトを溶かしながら施工する。火を使用するため臭いや火災の危険性がある
- ノウハウはあるが職人による技術差はどうしても出てくる。職人の技術により仕上がりが左右される
ひかりペイントに防水工事をお任せください!陸屋根からベランダまで対応できます
ひかりペイントは戸建て住まいや、その他マンションや工場まで、陸屋根の防水工事に対応しています。その他、切妻屋根のような一般的な屋根塗装や外壁塗装もお任せください。
ウレタン防水やFRPなど、多種多様な防水工事に対応しています。たとえば通常より大きなバルコニーに対しても、通気シートを張り詰めてウレタン防水を施工する、通気緩衝工法も対応可能です。
また、ひかりペイントでは国家資格である一級塗装技能士が在籍しています。他にも外装劣化診断士や雨漏り鑑定士が在籍している防水工事のスペシャリストです。外装劣化診断士は建物の劣化状態と適切な補修方法を提案できます。雨漏り鑑定士は雨漏り原因を特定する専門家です。
ひかりペイントへの防水工事のご相談は、ホームページの問い合わせフォームが便利です。LINEを使った相談の場も設けているため、お気軽にご利用ください。その他、電話やメール、ショールームでもご相談いただけます。
ひかりペイントが選ばれる理由