地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
工場の塗装費用がいくらか、知りたい工場経営者や担当者の方もいるでしょう。塗装を初めてするなら「見た目をよくするためだけ」と考える方もいるかもしれません。
「工場は製造する場所なだけで見た目は関係ない。ムダ」という方も中にはいます。ただ、見た目の問題だけで工場塗装が必要なわけではないのです。工場塗装は「工場という建物を守る」という目的でも施工をします。
また「しょせん見た目だけの問題」と切り捨てるのも問題です。面接に来た方や取引先の中には、仕事場の美観を気にする方もいます。美観がよければ「気持ちよく働けそう」「手入れができている会社」というよいイメージも生まれるのです。それは工場にとっても好ましいことでしょう。
ただ、工場の塗装が必要だと理解できても「塗装費用はいくらかかるのか?」は誰もが気になる点です。必要でも、あまりに高額なら「また今度でいい」と先送りすることになります。そうなると、建物が劣化して思わぬ損害を引き起こしかねません。また、塗装業者の中には悪質業者も存在します。詐欺まがいのトラブルに巻き込まれるのはイヤなものでしょう。
そこで今回のお役立ちコラムでは、初めての工場塗装をする方に、基礎知識をくわしくお話しします。工場の塗装費用がいくらかかるのか?信頼できる業者の見極め方までチェックしてみてください。
工場も塗装が必要!目的は建物の劣化を防ぐため
屋根も外壁も塗装かメンテナンスをしないと保ちません。それは工場だけではなく、外壁でも同様です。工場の外壁や屋根にも、屋根塗装や防水工事が求められます。
工場の屋根の場合、戸建てで一般的な三角屋根とは異なり、平らな陸屋根の場合も多々あるでしょう。陸屋根の場合、屋根塗装ではなく防水工事が必要です。
工場の屋根や外壁は、日常的に紫外線や赤外線の他、雨風の影響を強く受け続けています。雪が降る場所なら、低温や溶けた際の水分もダメージ要因です。海に近い場所なら、塩害も気にしなければなりません。潮風の塩分が、金属部品やトタンやガルバリウム鋼板の屋根材や外壁をサビさせます。
屋根塗装や外壁塗装の目的は、屋根材や外壁材の表面に塗膜を作ることです。陸屋根の防水工事の場合、防水層を作ります。塗膜は塗料の樹脂や顔料の他、添加物で形成される保護膜のことです。その塗膜があると、屋根材や外壁材に直接、太陽光が当たることもありません。排気ガスも塗膜が防ぐのです。ただ、塗膜もダメージが積み重なれば劣化します。耐久性が限界を迎えると、ひどいヒビ割れや、はがれが発生するのです。塗膜による防御がなくなれば、今度は屋根材や外壁材が劣化していきます。
陸屋根の防水層の仕組み
工場の屋根が平坦な陸屋根なら、防水工事をします。防水工事は主に以下の方法があります。
FRP防水 | 繊維強化プラスチックによる防水層を形成陸屋根以外には浴槽にも使われるほど耐水性や耐久性が強い紫外線に弱いが、防水層を保護する、トップコートを塗ることで対策できる歩行もできる排水溝周辺の複雑形状でも施工可能 |
ウレタン防水 | ウレタンを塗ることで防水層を形成複雑な形状でも施工可能つなぎ目ができないため、雨水が下へ侵入しにくい古い防水層の上への重ね塗りもOK |
シート防水 | 塩化ビニールやゴムシートによる防水層塩化ビニールは模様によるデザイン性の高い製品もある紫外線に強いメンテナンス頻度も少ないシートとシートのつなぎ目の施工は職人の熟練度で問われるつなぎ目の施工が甘いと雨水の侵入口になる価格はリーズナブル部分補修にも適している |
アスファルト防水 | アスファルトを含ませた特殊シートで防水層を形成防水性能が高く新築でも採用される狭い本より広い場所に適した防水工事 |
このように「防水層を作る」という点が、屋根塗装とは異なります。また、塗膜防水であるFRPとウレタン防水の防水層は、水に強い効果を発揮します。逆に紫外線には弱いのが特徴です。そのため仕上げ材であるトップコートが使われます。トップコートを塗ることで、紫外線から防水層を守るのです。ただし、トップコートに防水性能はない点に注意してください。
塗装不要な屋根や外壁もあるがメンテナンスは必要
中には塗装が不要な建物もあります。たとえば、レンガの外壁は塗装不要です。ただし、高額、夏場は熱が逃げにくいため、住まい内部が暑くなる、将来的にリフォームがしにくいなどのデメリットがあります。そもそもレンガの建物は職人が少ないです。工場をレンガにする方もまずいないでしょう。
また、粘土瓦も屋根塗装が不要です。一部「色をつけたい」という方で、屋根塗装をする方もいるぐらいです。ただし、屋根塗装は不要でも、メンテナンスを怠ると問題が発生します。
たとえば、一般的な日本建築だと棟があります。屋根の一番高い場所、屋根面と屋根面が交差する場所に設置するものです。屋根と屋根の交差部分は、カバーするものがありません。雨が降ると内部に侵入し、雨漏りが発生します。棟はその隙間を埋めて雨水の侵入を防いでいるのです。
棟は漆喰が塗り込まれており、瓦と瓦の隙間を埋めています。接着剤のような役割を持った材料と考えてください。その漆喰も、経年劣化します。当然、劣化すれば棟も崩壊する可能性がありますし、隙間から雨水が侵入することもあるのです。
また、金属屋根やスレートの屋根の場合、棟板金が設置されています。その棟板金も長年の劣化や台風、地震のような自然災害で固定している釘やビスが緩むのです。このように、屋根塗装が不要な屋根材だとしても、メンテナンスをしないと大きなトラブルにつながります。
外壁や屋根の費用相場
以下は岡山市における外壁と屋根の費用相場です。あわせて防水工事の費用もチェックしてみてください。
塗装面積 | 費用相場 |
外壁:100㎡~119㎡屋根:40㎡~54㎡ | 約69万円~144万円 |
外壁:120㎡~139㎡屋根:55㎡~74㎡ | 約82万円~138万円 |
外壁:140㎡~164㎡屋根:75㎡~94㎡ | 約98万円~146万円 |
外壁:165㎡~195㎡屋根:95㎡~116㎡ | 約121万円~168万円 |
【防水工事】
防水工事の種類 | 費用相場(1平方メートルあたり) |
ウレタン | 5,083円~7,250円 |
シート | 4,167円~6,917円 |
FRP | 5,250円~6,750円 |
アスファルト | 5,400円~8,100円 |
これが防水工事の費用相場です。ただし、あくまで目安と考えてください。塗装業者によっては大きく変動します。ただ、ここから1万円以上など、極端にプラスするような見積もりや、請求書がきたら注意してください。理由を聞いても納得できない答えなら、悪質業者の可能性があります。
参照:独立行政法人国民生活センター 屋根工事の点検商法のトラブルが増えています
相見積もりは必須
複数の塗装業者から相見積もりを取ってください。上記の費用相場を見てみると、金額はけして安くありません。さらに工場の規模が大きくなると、塗装範囲も広くなります。そうなると一気に最終的な施工費用は跳ね上がるのです。
また、塗装業者の中には悪質業者が混ざっています。とくに工場の屋根塗装が初めてなら、言葉巧みに罠にかけようとするものです。「自分は多種多様な業者と渡り合ってきたから大丈夫」という過信は禁物です。信頼できる塗装業者だと思っても、他の塗装業者から見積もりを取って相見積もりをしてみてください。
また、見積もりをチェックした際に、塗装の缶数や広さがないなら、細かく記載を求めましょう。注意したいのは一式です。多くの悪質業者は一式でごまかそうとします。
工場の塗装費用の勘定科目について
工場塗装を計画する際に、費用の勘定科目についても理解しておくことが大切です。特に工場経営者や財務担当者にとって、塗装費用をどのように勘定科目として処理するかは、企業の会計に直結します。
塗装費用は「修繕費」や「資本的支出」として区分されることが多く、それぞれに異なる会計処理が求められます。
修繕費として計上される場合
工場の塗装費用が「修繕費」として処理されるのは、主に建物の現状を維持し、機能を回復させる目的で行われる塗装や補修です。この場合、通常の維持管理費用として計上され、全額がその年度の経費として認められます。例えば、屋根や外壁の小規模な補修や塗り替え、軽度の劣化に対する処置は修繕費に該当します。
修繕費として処理することで、費用を一括して経費にできるため、短期的なキャッシュフローへの影響を最小限に抑えることが可能です。特に小規模な修繕であれば、この処理が有効です。
資本的支出として計上される場合
一方で、工場全体の価値を大きく向上させるような塗装工事は「資本的支出」として処理されます。資本的支出とは、建物や設備の寿命を延ばしたり、性能を向上させたりするための工事を指し、この費用は資産として計上され、数年にわたって減価償却を行います。
例えば、工場の屋根全体を防水工事で覆い、断熱性能を大幅に向上させる場合や、外壁材を塗装し直し、耐久性を高めるような大規模な工事は資本的支出に分類されます。減価償却によって複数年に分けて経費化するため、長期的な視点での費用計画が必要です。
修繕費か資本的支出かの判断基準
工場塗装において、「修繕費」と「資本的支出」を区別するための判断基準はいくつかあります。基本的には、その塗装や工事が建物の価値や性能にどれだけ影響を与えるかがポイントです。次のような基準が一般的です。
- 小規模な補修・塗装:現状の機能を維持するためのもの(修繕費)
- 大規模な改修・リニューアル:機能向上や寿命延長を目的とするもの(資本的支出)
税務署や会計士と相談し、正しい勘定科目の選択をすることが重要です。また、特定の工事がどちらに該当するか明確でない場合もあるため、その際には工事の詳細や効果をしっかりと記録し、後の税務調査に備えることが推奨されます。
相見積もりで信頼できる業者を選ぶ重要性
工場塗装の勘定科目を正しく把握し、塗装費用を適切に管理することは経営の一環ですが、もう一つの重要なポイントは、信頼できる塗装業者を選ぶことです。特に大規模な工場塗装では、塗装の品質や工期、費用が企業活動に直接影響を与えます。そのため、相見積もりを取ることは不可欠です。
相見積もりを取ることで、異なる業者の工事内容や価格を比較でき、適正な価格帯や工事範囲を理解することができます。特に初めての塗装工事の場合は、業者の提案内容に差が出ることも多いため、複数の見積もりを基に検討することが大切です。また、相見積もりを取ることで、業者の信頼性や技術力も確認でき、悪質業者を避けるための重要なステップとなります。
工場の屋根塗装や防水工事を検討しているならひかりペイントにご相談ください
ひかりペイントは岡山近隣地域密着で2005年に創業しました。以降、累計施工実績は2,000棟以上であり、たしかな実績を誇っています。
外壁塗装、屋根塗装、さらに防水塗装を含めると、塗装業者の技術力に差が出ます。技術力が低い塗装業者だと、施工してもすぐに施工不良が多発する危険性もあるのです。
また、悪質業者の場合、保証を用意しておらず、施工不良が出ても責任を取らないケースも少なくありません。
ひかりペイントは責任を持って施工することをお約束します。現地調査や見積もりは無料です。相見積もりで値段を比較したいという方もお気軽にご相談ください。
ひかりペイントへのご用命は、ホームページの問い合わせフォームが便利です。LINEや電話の他、メールでも受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。
ひかりペイントが選ばれる理由