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防水シート交換は屋根工事専門業者にお任せ!種類や劣化による問題点

防水シート交換は屋根工事専門業者にお任せ!種類や劣化による問題点

地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店

ひかりペイントです!

代表の山下です。

防水シートが劣化すると屋根工事で交換が必要です。放置すると雨漏りに発展しかねません。防水シートは屋根に限らず外壁にも使われている材料です。防水紙やルーフィングや下葺き材という名前でも呼ばれています。屋根材はスレート瓦や粘土瓦の他、ガルバリウム鋼板のような金属製など多彩です。

屋根材は日常的に多くのダメージを受けています。雨や風だけでなく、紫外線も屋根材が劣化する原因です。屋根材が劣化すると割れやヒビなどが発生します。割れやヒビの劣化がひどくなると雨が降った際に雨水が住まいの中へ侵入します。

ただ、すぐ天井や外壁に雨漏りのシミはできません。通常、屋根材の下には防水シートが設けられているからです。万が一、屋根材の劣化から雨水が侵入しても防水シートに阻まれるため簡単には雨漏りまで進みません。ただ、屋根材の劣化に気づかないまま時間が経過すると、防水シート自体が劣化します。

そこで今回のお役立ちコラムでは、雨漏りを防止するための防水シートについて詳しくお話しします。

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目次

屋根に使われる防水シートとは?

屋根に使われる防水シートとは?

屋根は雨や風から住まいの中を守ります。防水機能の観点で考えると屋根は一次防水です。二次防水は屋根の内側に設置される、防水シートが当てはまります。住まいは二段階構えで雨水の侵入を防いでいるのです。

ただ「防水シートがあるから大丈夫」と簡単には言い切れません。防水シートのような二次防水が突破されるのは、雨漏りの一歩手前と言えるからです。防水シートは少々の雨水で劣化しません。使われている材料によって変わりますが、一般的に15年〜20年は保つと言われています。しかし雨漏りによるダメージを受け続けると、防水シートも劣化するのです。

防水シートが劣化していると判断できるサインは「破れ」「穴」などです。対処しなければ破れや穴は大きくなって機能しなくなります。

アスファルトルーフィング940や改質アスファルトルーフィングなどがある

防水シートは多種多様で、耐用年数も異なります。代表的な防水シートは「アスファルトルーフィング940」と「改質アスファルトルーフィング」です。一般的に屋根材と屋根の下地である野地板の間に設置します。

屋根の場合、瑕疵担保履行法関係の施行基準では、アスファルトルーフィング940と同等以上の性能が必要です。他にも建築学会や住宅金融支援機構の仕様でも同様です。防水シートは最低限アスファルトルーフィング940が規定と考えてもいいでしょう。以下で防水シートについて詳しくお話しします。

アスファルトルーフィング940

アスファルトルーフィング940はベースの原紙にアスファルトを浸透させたものです。一般的には単にアスファルトルーフィングと呼ばれています。戸建て住宅だけでなく、高層ビルまで幅広く使われています。アスファルトは道路で使われるものと同じなため、高い止水性を備えているのがメリットです。ただし、アスファルトは温度で柔らかくも硬くもなる性質を持っています。その性質のため、耐用年数は10年~20年が目安です。ただし価格がリーズナブルなため建売住宅でも採用されています。

改質アスファルトルーフィング

改質アスファルトルーフィングはアスファルトルーフィング940の改良版です。合成ゴムや合成樹脂を混ぜることでアスファルトの弱点を克服しています。アスファルトルーフィング940よりも水を止める止水性能や耐久性の高さがメリットです。改質アスファルトルーフィングは耐用年数が20年~30年と言われています。ただし、湿気を溜め込む性質があり、凍結するリスクもあるのです。

粘着層付きアスファルトルーフィング

接地面に粘着層を備えています。下地となる野路板に貼り付けて固定できるのがメリットです。屋根の中には通常のルーフィングでは対応できない形状もあります。粘着層付きアスファルトルーフィングなら貼り付けられるのもメリットです。また、貼り付けるため野路板に釘で穴を開けなくても済みます。耐久性は30年と言われており、防水性と密着性の高さもメリットです。

透湿防水ルーフィング

透湿防水ルーフィングは高い防水性と湿気を逃しやすいのが特徴です。高断熱・高気密の住まいの場合、温かな空気が屋根裏に行きます。そのため結露が発生する場合もあるのです。透湿防水ルーフィングを施工していると湿気を効率的に排出できます。

そのため、屋根の下地である野路板が結露によって腐食しにくくなるのです。また、50年という長い耐用年数を誇ります。ただし費用はアスファルトルーフィング940を比較すると高価です。通気層も設けるために工期が長くなります。ただ、軽量ですし施工性も高く一般ごみとして手軽に処分できるのもメリットです。

参照:透湿ルーフィング協会

高分子系や遮熱系もある

他にも高分子系ルーフィングや遮熱ルーフィングがあります。高分子系ルーフィングは合成ゴムや塩化ビニールが材料です。軽量ですが伸縮性もあり高い耐久性を持っています。耐久性は15年〜20年ですが紫外線に弱いです。また、陸屋根に使われることが多く、勾配のある三角屋根のような屋根には採用できない場合があります。

遮熱系は透湿性と遮熱性により、太陽光を反射するため室内の気温上昇対策が可能です。夏になると熱中症のリスクが高まるエリアの住まいに適しています。ただ、通気層を設けるためにコストは高くなりがちです。

防水シートはコストが高くても耐久性で考えるのもいい

防水シートはコストが高くても耐久性で考えるのもいい

「屋根や外壁があるから防水シートは安物でいい」という考え方もあります。予算に余裕があるなら、透湿防水ルーフィングも選べるでしょう。ただ、耐久性や耐用年数の他、遮熱ルーフィングのような機能性も考慮に入れたほうがいいのです。

アスファルトルーフィング940は耐用年数10年で、透湿防水ルーフィングは50年という開きがあります。アスファルトルーフィング940は費用を抑えられるため施工しやすいです。ただ、耐用年数の10年が経過すると問題発生の可能性も高まります。

単純計算で10年ごとに防水シートを交換すると施工費もかかるため、結果的に高額です。一方50年の耐用年数があるなら単純計算で50年に一度の交換です。コストは50年耐用年数のほうが安くなる場合もあります。

コストだけではなく交換やメンテナンス頻度も考えた選択が必要です。その点は屋根工事専門業者の担当者と相談しましょう。

雨漏りのサインを見逃さないことが大事

屋根材の劣化が進むとヒビや割れのような損傷した場所から雨水が侵入します。時間の経過で防水シートも劣化すると、破れたり穴が開いたりします。そこから雨水が落ちると、屋根の下地である野路板が濡れて腐食するのです。また、野路板が腐食すればその下にある骨組みの垂木も腐る可能性があります。

防水シートの劣化が進んで雨水が侵入した場合、最初に大きなダメージを受けるのは野路板です。さらに垂木も腐れば屋根の劣化は相当進んでいると考えたほうがいいでしょう。補修をするには大掛かりな屋根工事が必要です。建て替えを考えないなら、屋根の葺き替えという屋根ごと交換する工事も視野に入ります。

雨漏りの被害

雨漏り被害は大切な住まいをボロボロにします。天井や壁にシミがあるなら、すでに内部でカビが発生している可能性もあるのです。カビはシックハウス症候群の原因になります。カビの胞子を吸い込むことで罹患する症状です。シックハウス症候群の症状は多岐に渡って健康を害します。お子様や高齢者がいるご家庭ではとくに心配になるでしょう。下記は厚生労働省の研究班によるシックハウス症候群の症状です。

目 かゆみあつさチクチク感
鼻 鼻づまりむずむず感
皮膚 皮膚の乾燥と赤み顔と耳のかさつき手の乾燥女性によく見られる
のど・呼吸器声のかすれのどの乾燥咳深呼吸ができない
精神・神経系頭痛疲労感集中力がなくなる不快感吐き気や嘔吐

参照:平成26-27年度厚生労働科学研究費補助金 健康安全・危機管理対策総合研究事業 科学的工ビデンスに基づく「新シックハウス症候群に関する相談と対策マニュアル(改訂版)」の作成研究班

カビが発生しているのは湿気が増えていることも考えられます。高湿度の場所にはゴキブリやダニのような不快害虫が増殖するリスクもあるのです。また、湿度が高く木材も腐食している状況はシロアリにとって好環境です。シロアリが他の柱や梁も食い荒らすと、住まいの耐久性は一気に低下します。

もし天井から落下した雨が家具や電化製品を濡らせば故障するでしょう。コンセントが雨漏りで濡れるとショートして火災につながる危険性もあります。最悪の場合、火災に発展することもあるため雨漏りは甘く見られません。

ひかりペイントは屋根工事で劣化した防水シートの交換ができます

ひかりペイントは屋根工事で劣化した防水シートの交換ができます

雨漏りの原因が「防水シートの劣化だ」とわかったとしてもDIYは危険です。屋根工事のプロである職人でも落下して命を落とすことがあります。もし野路板や垂木まで腐っていると踏み抜いて室内に落下する危険性さえあるのです。また、防水シートを交換できても、スレート瓦や金属瓦を破損する可能性もあります。屋根を歩いている際に踏み割ってしまうリスクもあるのです。

ひかりペイントは屋根工事専門業者として屋根の葺き替えも行ってきた実績があります。2005年の創業以来、累計施工実績2,000以上を超えました。防水シートも要望に応えられる製品を取り扱っております。防水シートの交換やメンテナンスはホームページの問い合わせフォームで承っております。メールや電話でも受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

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