地域密着型塗装専門店プロタイムズ岡山南店
ひかりペイントです!
代表の山下です。
屋根のリフォームに最適な「ディプロマット」という屋根材をご存じでしょうか。アメリカ製の屋根材であるため、知らない方も多いかと思いますが、高機能なうえに軽量で、カバー工法に向いている屋根材です。
今回のお役立ちコラムでは、ディプロマットの特徴やメリット、デメリットなどについてくわしくお話しさせていただきます。
ディプロマット(屋根材)とは?
ディプロマットは、アメリカのカリフォルニア州にあるディートレーディング社が製造している金属製の屋根材です。日本ではあまり馴染みのない屋根材であるため、あまり名前を聞いたことが無いという方も多いでしょう。ですが、ディプロマットは日本国内のみならず、世界中で使われている歴史ある屋根材です。発売から40年以上経ちましたが、今でも世界中のお住まいで使われています。
金属製の屋根材はさまざまな種類がありますが、ディプロマットはジンカリウム鋼板を採用しており、軽くて丈夫、耐用年数も長いためオススメできる屋根材の1つと言えます。
ジンカリウム鋼板とは?
ジンカリウム鋼板の組性はアルミニウムと亜鉛が大半を占めています。ほぼ同じ組成でガルバリウムというものもありますが、両者に性能的な差はほとんどありません。
大きな違いは商標登録している会社であり、ジンカリウム鋼板はオーストラリアのブルースコープ社が、ガルバリウムはアメリカのBIECインターナショナル社が登録しています。ちなみにガルバリウム鋼板という名前で日本の新日鉄住金も商標登録しています。
たまにジンカリウム鋼板の方が耐久性面で優れていると紹介している業者もありますが、それは正確には「天然石粒付きのジンカリウム鋼板」です。ディプロマットも天然石粒付きなので、より丈夫で耐用年数も長めになっています。
ディプロマットの耐用年数は?他の屋根材と比較
屋根材 | 耐用年数 | 主な特徴 |
トタン | 約15年から20年 | ・安い ・とてもサビに弱い ・耐用年数が短い ・頻繁にメンテナンスが必要 |
スレート | 約20年 | ・安い ・耐用年数が短い ・頻繁にメンテナンスが必要 |
アスファルトシングル | 約30年 | ・安い ・頻繁にメンテナンスが必要 |
ガルバリウム | 約30年 | ・サビに強い ・適度にメンテナンスが必要 |
エスジーエル鋼板 | 約30年 | ・とてもサビに強い ・厳しい環境に強い ・適度にメンテナンスが必要 |
ディプロマット | 約40年から50年 | ・サビに強い ・耐用年数が長い ・あまりメンテナンスが必要ない |
ディプロマットの耐用年数は40年から50年ほどで、屋根材の中ではかなり長い方です。表面の塗装や天然石粒もそう簡単に剥がれることはないため、耐用年数が過ぎるまでメンテナンス無しで機能を保てても不思議ではありません。
耐用年数が長いわりには費用も控えめなので、コストパフォーマンス重視の方にもオススメできる屋根材です。
屋根材をディプロマットにするメリット
続いて屋根材をディプロマットにするメリットを6つ紹介します。住まいの屋根に最適だとおもう項目が多いのであれば、屋根材の候補にディプロマットを含めても良いかもしれません。
【ディプロマットのメリットその1】耐久性
ディプロマットは、ジンカリウム鋼板に天然石粒を吹き付けてコーティングされたものであり、単に塗装した鋼板(カルバリウムなど)よりも耐久性が高く、耐用年数も長めです。
「ディプロマットの耐用年数は?他の屋根材と比較」で紹介したとおり、耐用年数も40年から50年と非常に長く、あまりメンテナンスをしなくても美しい外観と機能を保ち続けます。
【ディプロマットのメリットその2】軽量
ディプロマットとその他の主な屋根材との重量比較は以下のとおりです。
屋根材 | 重さ(1平方メートルあたり) |
和瓦 | 50kg~60kg |
セメント瓦 | 50kg |
トタン | 約5kg |
スレート | 約20kg |
アスファルトシングル | 約12kg |
ガルバリウム | 約5kg |
エスジーエル鋼板 | 約5kg |
ディプロマット | 約7kg |
ディプロマットは天然石粒を吹き付けているため、基材の組性が似ているガルバリウムより若干重いですが、他の屋根材と比べれば軽い方です。屋根材は軽ければ軽いほど住宅にかかる負担が少なく、地震にも強くなるため、軽いに超したことはありません。
そのため屋根をリフォームする方法として、完全に葺き替えるのではなくカバー工法で既存の屋根に新しい屋根を乗せたい場合も、軽い屋根の方が向いています。
【ディプロマットのメリットその3】耐風性
ディプロマットは風速80m/sの暴風にも耐えられます。参考までに天気予報などによる台風の秒速は以下のとおりです。
台風の表現方法(天気予報など) | 秒速 |
台風 | 17m/s以上、33m/s未満 |
強い台風 | 33m/s以上、44m/s未満 |
非常に強い台風 | 44m/s以上、54m/s未満 |
猛烈な台風 | 54m/s以上 |
最大級である「猛烈な台風」でも54m/s以上なので、天気予報で「猛烈な台風が直撃します」と発表したとしても、ディプロマットなら割と余裕があることがわかるでしょう。
【ディプロマットのメリットその4】耐熱性・遮音性
ディプロマットに吹き付けられた天然石粒は、単に耐久性が高いだけでなく耐熱性や遮音性面でも優れています。
熱や音を拡散してくれるため、大きな雨音で睡眠が妨げられることはほとんどないでしょう。
【ディプロマットのメリットその6】ソーラーパネルに向いている
ディプロマットは構造上簡単にソーラーパネルを設置でき、パネルの交換や撤去も手軽です。
一般的な屋根は穴を空けてソーラーパネルを設置するため雨漏りや劣化が心配ですが、ディプロマットなら安心です。
【ディプロマットのメリットその7】保証期間が30年ある
ディプロマットの保証期間は基材のジンカリウム鋼板に30年付いています。かなり長く保証されているため、保証期間についても安心できるでしょう。
ディプロマットの耐用年数は50年と長いため、30年経つ前に1度点検してもらうと、さらに安心できるかとおもいます。
屋根材をディプロマットにするデメリット
屋根材をディプロマットにするデメリットも紹介します。ディプロマットにしたい方は問題ないか確認してみてください。
【ディプロマットのデメリットその1】国内の認知度が低い
上部で耐用年数も長く優秀なディプロマットですが、海外製品であるため、そこまで国内の認知度が高くなく、施工できる業者も限られています。
(岡山市にお住まいなのであれば、ひかりペイントプロタイムス岡山店で対応できます)
【ディプロマットのデメリットその2】カラーバリエーションが少ない
ディプロマットのカラーバリエーションは4つしかありません。
テラコッタ(赤系) | 淡い赤色や橙色、灰色などの石粒 |
カフェ(茶色系) | 淡い茶色や濃い茶色、黒色などの石粒 |
エバーグリーン(緑色系) | 淡い緑色や濃い緑色、黒色などの石粒 |
オニキス(黒系) | 黒と灰色などの石粒 |
すべて天然石粒に色づけされており、雰囲気的には自然な風合いです。この中に好みの色があれば良いですが、激しく目立つ色を求めている場合はディプロマットのカラーに満足できないかもしれません。
ディプロマットは丈夫で地震や台風に強い屋根を求めている方向き!
ディプロマットは屋根材の中では耐用年数が長い建材です。地震や台風にも強く、メンテナンスもあまり必要ないため、かなり経済的な屋根材と言えるでしょう。
カラーバリエーションは4つしかありませんが、天然石粒を吹きかけた外観はモダンで美しく、飽きが来ないデザインです。よほど奇抜な屋根色を求めているわけでないならば、とくに気になるデメリットはありません。
オシャレで耐候性の高い屋根材をお探しなら「ひかりペイント」へご相談ください
オシャレで耐候性の高い屋根材をお求めの方は、「ひかりペイント」が最適な解決策をご提供します。当社では、ディプロマットのような高性能な屋根材を扱っており、その耐用年数、耐風性、そして美しい外観は多くのお客様に選ばれています。ディプロマットはその優れた耐久性で長期にわたり優れたパフォーマンスを発揮し、メンテナンスの手間も大幅に軽減できるでしょう。
「ひかりペイント」では、各家庭に最適な屋根材を選ぶための専門的なアドバイスとともに、プロフェッショナルな施工を提供しています。耐久性だけでなく、デザインにも優れた屋根材をお探しの方には、ディプロマットがとくにオススメです。自然な風合いのカラーバリエーションが、どんな建築スタイルにもマッチし、美観を長く保つことができます。
屋根のリフォームをお考えなら、ぜひ「ひかりペイント」のショールームにご来店いただくか、お電話またはLINEでお気軽にお問い合わせください。経験豊富なスタッフが一つひとつのご要望に応じて最適な屋根材をご提案し、快適な住まい作りをサポートします。お客様のご来店を心よりお待ちしております。
ひかりペイントが選ばれる理由