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フッ素塗料の特徴と単価

弊社で最も多く使用しているフッ素塗料。その理由は、高い耐久性と親水性。

その分高価格ですが、お宅を長くきれいに保ちたい方や、頻繁に塗り直しのできない大型施設のリフォームをお考えの方には、特にオススメです。

フッ素塗料はどんな塗料なのか?

フッ素塗料とは、合成樹脂に蛍石を原料としたフッ素を配合した塗料です。

この樹脂は、フッ素と炭素の結合がとても強いので紫外線に破壊されにくく、耐久性がとても高いです。汚れも付着しにくいので、東京スカイツリーなど短期間で塗替えができない施設などにも使用されています。

弊社で一番よく使われる塗料グレードです。

参考に、弊社の使用塗料別グレードの割合は、アクリル0%、ウレタン0%、シリコン10%、ラジカル制御14%、フッソ44%、光触媒0%、無機32%です。

特徴1.高い耐久性!

とても高い耐久性のため、頻繁に塗り替えることが難しい大型施設などで使用されている塗料です。一般的なシリコン塗料の10年から15年に比べ、フッ素塗料は15年から20年と長くもちます。

特徴2.優れた親水性!

親水性の高い塗膜のため、雨水が外壁の汚れと塗膜の間に入ると汚れが浮き上がり、洗い流してくれます。

マイナスポイント1.価格が高い

フッ素塗料は高グレード塗料に位置するため、価格が高くなってしまいます。

マイナスポイント2.艶がある

フッ素塗料の完全な艶消しは限られるため、艶なしを希望する場合は不向きな塗料です。

フッ素塗料の施工単価(m2)はいくらくらいか?

フッ素塗料を三回塗りした場合の施工価格は、平米あたり3,800円から4,800円です。

こんな方にオススメする塗料です

フッ素塗料は耐用年数が長く、耐久性が高い塗料です。価格は高グレードのため、シリコン塗料よりも高価ですが、生涯的に考えた場合塗り替える回数が少なくなるので、コストパフォーマンスが良い場合があります。

代表的なフッ素塗料

【オススメ】クリーンマイルドフッソ

おおよその単価:2,800円/㎡
既存の塗膜の種類を問わないため、幅広い下地に適用。内部結露防止に役立つ透湿性がある。

日本ペイント

塗料名:ファイン4Fセラミック
おおよその単価:3,590円/㎡(平滑、下塗りにハイポンファインプライマー2を使用)
油性塗料ですが、弱溶剤系で安心。耐久性や耐汚染性、透湿性や防藻性などにも優れている。

塗料名:ファイン4Fベスト
おおよその単価:4,340円/㎡(下塗りにファイン浸透シーラーを使用)
超耐久性の4フッ化フッ素とセラミック配合技術の組み合わせで紫外線から屋根を守る屋根用塗料。

関西ペイント

塗料名:アレスアクアフッソⅡ
おおよその単価:3,550円/㎡(平滑、アレスホールド工法)
水性1液タイプで、高耐候性、低汚染性などに優れた塗料。

エスケー化研

塗料名:クールタイトF
おおよその単価:4,350円/㎡(スレート屋根、下塗り材込み)
優れた遮熱性能をもち、低汚染で汚れの付着を抑える。屋根用のフッ素遮熱塗料。

ロックペイント

塗料名:水性サンフロン
おおよその単価:2,400円/㎡
強力な防藻・防カビ剤配合により長期に渡り清潔な外観を保つことができる。

ACGコーテック

塗料名:ルミステージ
おおよその単価:4,200円から5,500円/㎡
紫外線に強く汚れもつきにくい。AGC旭硝子から認められた施工店のみで使用できる塗料。

フッ素塗料に関するよくある質問

艶ありしかないと聞いたのですが、本当でしょうか?

フッ素塗料は艶のある塗料が多いですが、水性タイプのフッ素塗料には完全な艶消しがあります。

艶には艶ありの他、7分艶、5分艶、3分艶がありますが、これらは艶ありの塗料に添加物を入れて艶を抑えているので、艶ありに比べて汚れがつきやすかったりします。そのため、艶ありの方がフッ素の特性を最大限に発揮できます。

塗膜が割れやすいと聞いたのですが、本当でしょうか?

確かに、フッ素塗料の塗膜は他の塗料に比べると固いため、割れやすいと言えます。しかし、既存の下地によって適したものを選択すれば問題ありません。

例えば、サイディングのシーリング部分は、フッ素塗料を塗るとヒビ割れることが多いため、シーリングを後から打つことで対応できます。この時に使用するシーリングは、後打ちでも劣化しにくいものを使用することが大切です。モルタルの場合は、弾性タイプのフッ素塗料を使用すれば大丈夫です。

1度フッ素で塗装すると、次もフッ素で塗装しなきゃダメと聞いたのですが、本当でしょうか?

今は、フッ素塗料以外の選択も可能です。過去には、フッ素塗料を使用していたら、フッ素塗料を再び選択しなければいけませんでしたが、今は下塗り材も良質になってきたので、フッ素塗料以外の種類も選択できます。

しかし、まだチョーキング現象などが起こっていない状況であれば、フッ素塗料の非粘着性の性質が残っているので、良い下塗り材を使用しても付きが悪くなってしまう恐れがあります。これは、フッ素以外の塗料にも当てはまることです。

まとめ

フッ素塗料は、フッ素加工されたフライパンをイメージされるとわかりやすいと思います。汚れがつきにくく、耐用年数も他の塗料に比べて長期に渡っています。

しかし、その反面、価格が高いなどのデメリットもありますが、長い目で見るとオススメできる塗料です。

フッ素塗料の特徴でもある艶は、人によって感じ方も様々ですので検討されている方は、ぜひお近くの塗装店までご相談ください。